幕間 キミが嬉しいと私も嬉しい
「で、さっさと告白でもしたらいいじゃないですか……。この相談何回目だと思ってるんです?」
「うぅ……だってぇ…………。」
時刻は18:45、私たちは陽ちゃんを除いて一足先に合流していた。なぜ陽ちゃんに秘密で先に合っているかというと、私の恋の行方について話を聞いてもらうためだ。
「な〜んであれだけ酒の席でベタベタ引っ付けるくせに告白はできないんですか?いつも酒の席でイチャイチャを見せつけられる俺の気持ちも考えてくださいよ。」
「あぅ…………、メンボクシダイモゴザイマセン。」
違うのだ。あれはお酒の力を使って気持ちが大きくなっているだけなのだ。ちなみに、お酒の力を借りても気持ちを伝えられないことに変わりはないのだが。
「まぁ、頑張ってください。いつでも相談にはのりますから。」
「カケルっち〜、ありがとう〜。」
持つべきはやはり優しい後輩だね。お姉さん、本当に嬉しいよ。
「そういえば、今日の居酒屋ってどうやって選んだんですか?」
「ふふ〜ん。それはね〜、この前陽ちゃんが美味しい酢豚を食べたいなって言ってたでしょ?この店まだできたばかりだけど、酢豚が美味しいって評判の店なの!」
「自分で作ろうって発想にはならないんですね。」
「うっさいなぁ!いいの!陽ちゃんが美味しいって言ってくれたらそれで!」
相談にはのってくれるけど、いちいち一言多いなぁ、まったく!
フフッ、でも、陽ちゃん喜んでくれるといいなぁ。美味しいって言ってくれるかなぁ。早く会いたいなぁ。




