表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
幽霊さんは僕の家の家政婦さん?  作者: クロコ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

8/8

8話:非日常が日常になってきてない?

-日付が変わった明け方前-


婆様がユズハちゃんを寝室に連れて行き、2時間に後に僕は布団に入った。

いつもは一度寝たら朝まで起きないのだけれど、珍しくトイレが行きたくなり目が覚めた。

肇「ん~。ねむっ)まだ、5時…トイレして まだ3時間から4時間は寝れそう…。」


寝室とリビングの扉をかけると、幽霊さん達はまだ楽しんでいる様子で、

今日は麻雀ではなく、トランプをしていた。

ただ、トランプを使った賭け事『ポーカー』だった。

婆「こら面白いわい。この勝負はワシの勝ちじゃ!ロイヤルストレートフラッシュじゃぁ~」

なにやら婆様がテンション高かったが、もう限界が近かったため、あえてスルーしてトイレへ。


ここへきて、この風景も見慣れてしまった自分がいた。


{慣れって一番怖いかもしれないな…。}


僕は何の気なく、トイレの扉を開ける。


{ガチャ}


花子「ユズハちゃんそっちから敵だよ。」

ユズハ「こっちは任せて花子ちゃん」


{君たちの時代にポータブルゲームなんてないでしょ!!

  しかも、オンラインサバイバルゲームって}


僕は、目の前の光景と彼女たちの姿(ひとりは赤ちゃんだし。)に時が止まった

だって何とも言えないギャップが何とも言えない感じだから


肇「ゲームはいいけど…。トイレでするのはやめよっか。リビングのソファーにでも

  座ってやるのはどうかな? ふたりとも」

花子「ここは私の部屋なので大丈夫です!!あっ もしかしてトイレですか?

   私たちは霊体なので 気にせず用を足してください!」

ユズハ「そうだよ。肇の小さいの見ても、何も変わらないから大丈夫。


{ここは部屋じゃなくて トイレだからね。あと小さいは余計だよ ユズハちゃん}


肇「そういう問題じゃなくて 倫理観の問題だから!!」


2人はきょとんっとした顔でこちらを見ている。


肇「幽霊でも怪異でも あかちゃんと小学生の前でトイレなんてできません。」

花子さんとユズハちゃんと問答を交わしていると


カンナ「やっぱり肇くんは変わってますね。彼女だけじゃなく、他の方々もあなたは

    幽霊ではなく、人として接しているんだもん。普通はそんな対応できないよ~。」


{違うよ。そう思わないとこの非日常をまともに過ごすことなんてできないからだよ。}


花子「本当ですよ。私を見て普通に怖がらない人 霊媒師とかくらいですもん。」

肇「あの…」

ユズハ「うんうん。お化け~って普通はみんな逃げていくもんな。」

肇「…もういいかな?」

カンナ「どうしたの?肇くん?」

肇「さっきからトイレって言ってるでしょ!!! みんな一旦出て!!もう漏れる」


そして、いったん3人をトイレから追い出し、やっとの処で用をたしていると


「コン コン コン ハーナ子さん 遊びましょ?」


肇「それ花子さんがトイレの外にいる状態でやることじゃないのよ。 俺は花子じゃないし。」


「コン コン コン はーじめくん 遊びましょ?」


肇「さらっと訂正をするんじゃないの!! お願いだからトイレくらい落ち着いてさせてくれーーーー!!」


そういうと、音は止まり、トイレの扉を開けると

婆「うらめしやー。」

肇「ばばぁぁぁぁぁぁぁ!! ハァ…ハァ…ハァ… 

  なにやってるんですか…。さっきまでゲームしてたでしょ!!」

   ただでさえ、怖いんですから、至近距離の真顔ドアップは勘弁してください。」

婆「わしの綺麗な顔を見て、叫ぶとは肇はなんと失礼な奴なんじゃ。

  乙女を泣かせる男は碌な奴にはならんぞ。」

{乙女? 乙女なんだろうか…。絶対違う気が…}


婆「肇 わしと三途の川へデートに行ってみんか? 花畑がきれいなんじゃ。」

肇「全力で遠慮します。 そういえば カンナさんやユズハちゃんは?」

婆「あやつらなら、カンナはディーラをしとる。子供らはゲームに参加しとるわ。」


{絶対あなたの時代にディーラなんて言葉ないですよね…。

  てか未成年に賭け事を教えるのはダメだからね!!}


そして、カンナさんを見るとバニーガールの服装でディーラを楽しんでいた。

肇「やめい! こんな時間になんて格好してるんですか。

  男たちは鼻の下伸びすぎ。子供は賭け事なんてしない!!」

カンナ「そんなこと言って肇くんもしっかり目が泳いでるよ(笑)」

全員の視界が僕へと集まる。


肇「これは…その…。カンナさんが…きれいだから仕方ないじゃないですか。」

カンナ「あら…肇くん かわいいなぁ~♡ もう~。」


婆「それじゃ わしも」

そういうと、婆様もバニーガール姿へ

周りにいた男性の幽霊僕も含め 虚無になったのは言うまでもない。

肇「せめて若返ってくれないかな!! 別の意味で目のやりどころに困るんですから。

  ババ様破壊力だけは、カンナさん以上ですよ はい。」

この後、婆様が怒り狂って暴れたのは言うまでもありません(笑)


-時刻は8時-


肇「結局あれから一睡もできず、睡眠不足ってなんだよぉぉ~。」

ユズハ「カンナちゃん ミルクほしい~。

     ってなんだかんだバニーガール姿のディラーに勝てるまで勝負挑んでからやん。」

{ぎくっ}


花子「誰も悪くないですよね~ 悪いのは…」

婆「肇自身じゃな。今夜に関しては…。」

肇「わかってる。そんなにみんなして言わなくてもわかってるよ~。」


そう、あれから僕も一緒にポーカーをする流れになって、睡眠を考慮して

一度は断ったんだけど、ユズハちゃんに挑発されて歯止めが利かなくなり、

今に至るっというわけで…。


カンナ「終わったことをいつまで言ってても何も解消しないでしょ!

    諦めが肝心だよ♡ 肇くん」

そういうと 今日の朝食が用意された。


「スフレのパンケーキ・フレンチトースト・ヨーグルト・フルーツ ミルク」


カンナ「今日は大学少し早いんでしょ? これでも食べて元気を出して。」 


そして、僕は出された朝食をきれいに食べきり大学へと向かった。

すると、講義の部屋には新妹さんがいた。

しずく「おはよ。すごい眠たそうだけど、 大丈夫ですか?」

肇「おはよう。うん。ちょっとゲームをやりこみすぎて…。」

しずく「ちょっと意外かもです。 川瀬君も朝までゲームとかするんだ~。」


{うん。うちの住人たちに流されましたとは言えない…。}

孝則{何を言うおぬし後半は自分から「もう1回」って言っておったぞ}

{孝則 うるさい!!(笑)}

しずく「おーい!川瀬くん? ちょっと聞いてます?」

肇「ごめん ごめん。少しぼーっとしてたみたい。」

しずく「本当に大丈夫ですか? 3日の日曜日少し早いですけど、16時なんてどうですか?」

肇「うん。僕はそれで大丈夫だよ!」

しずく「それじゃ、3日後。プランは私が考えたので楽しみにしていてください。」


孝則{つまり、おぬし三日後あの女子とデートと言うわけか。こりゃ拙者も楽しみが増えた。}

{余計なことはしないでくださいね(じー}


僕らがそんなやり取りをしていると、彼女は笑顔でその場を後にした。


その後、講義は終え、帰宅する前にネカフェによって睡眠チャージをする。

このまま帰ったら、明日も睡眠不足が確定しそうだからね。


孝則{ぬしが睡眠をとるということは 今晩もどんちゃん騒ぎができるわ~ハハハ}

{だれかこのしゃべる守護霊を預かってくれませんかね…本当…。}


そして20時頃帰宅した。


{がちゃ}


肇「ただいま~。」

カンナ「はじめくん おかえり~。

    咲に言っておくね~。今日もご新規さん来てるよ~。」

{別にご新規を僕は求めてませんよ…。むしろ新規が来ない日はないのだろうか…。}


婆「そのうちあるじゃろ!

  ほれ 荷物置いて とっとと肇も参加せんか!」

肇「参加って何に参加するんです?」

ダイニング側に集まる幽霊さんをかき分け 見てみると


肇「魚釣り?」


ダイニングの一部が水面のようになり、その水面に向かって魚を釣っている様子があった。


肇「僕の家が異形かしてる…。 ちなみに何が釣れるの?」


カンナ「聞きたいですか?」

ユズハ「聞きたい?」

婆「気になるじゃろ?」

爺「聞かないほうがええと思うぞ。」


婆「磁場に囚われとる霊魂じゃ…。」


肇「絶対やめて~。これ以上 住人を増やさないで?定員オーバーですから!」

爺「はじめや きっとツッコミどころはそこじゃないんじゃ。」


カンナ「婆様 ちょっと語弊がありますよ?」

婆「根本は間違って無かろう」

肇「語弊があるってどういうことですか?」


どうやら、霊魂は霊魂でも、幽霊さん側の世界の魚の魂だそうで。

この部屋の増したが磁場が強い霊層。

そこへ向かって釣り座を垂らすと、魚だけが釣れるらしい。


元さん「つれたぞー。これはよい日だ。」


「よっしゃー!この俺の出番だ! すぐ解体して見せよう」


そこに現れたのは例のご新規さんだ。

「主がここの主か!俺は解体士の遼だ。魚の解体だけじゃなく 家の解体 人の解体も可能だ!」


{まともな人かと思ったら 最後はまともじゃなかった!!ある意味一番怖い!!}


カンナ「大丈夫 あくまで解体のスペシャリストってだけで

    解体ならなんでもできるよ~ってことだから悪い人ではないよ。」

そう話している合間にも、元さんの釣った解体が始まる。


肇「でも、なんでも解体できるのは本当なんだ。つまり…。」

カンナ「そうだね。遼くんは生前 裏の世界の後始末の方の解体をしてたみたいだから」


{本当に人の解体をしてた人だった…。}


肇「あの魚って魂だから 僕は食べれないと思うから カンナさん夕飯おねがいできますか?」

カンナ「あっちはあっちで楽しんでもらいましょう~。」


そうして カンナさんの料理を待っていると


遼「これが俺の得意な生けづくりだ…。」


そうして声のする方に視線を向けると、身をはぎ取られた魚数匹が空中を泳いでいた。


婆「おお~。これは簡易的な水族館じゃな。」

ユズハ「これが話に聞く水族館か!」


肇「いやいやいやいやいや...。違う違う違う! そんな水族館怖いから!」

カンナ「まるで某アニメに出てくる念魚みたいだね~♡」

肇「うん 著作権!!気にしてもらっていいですか!」

カンナ「大丈夫だよ~。わかる人にはわかるネタだから~」

肇「そういう問題じゃありません!!」


そんなやり取りをしている間にも ダイニング側では幽霊さん達が魚のお刺身でお酒を飲んでいた。


婆「今日もポーカーとやらで爺をはぎ取ってやろう~」

爺「負けんぞ!ばぁさんや。しっかり銀行に行って金をとってきたぞ!!」

ポチ「今日はカンナさんこの服でディーラをしてくれ」


そしてポチが出したのは「ナース服」だった。

ポチ「肇の好みの服でを用意しておいた。ずっとあやつを守ってきたからわかるやつじゃ!」

肇「ダメダメダメダメダメ!! 勝手にそういうことしないでください!!」

カンナ「肇くんの要望なら仕方ないなぁ~。一肌脱いであげる♡」

肇「ちがーう!!!」


今晩も布団に入るのは深夜を回りそうです(笑)


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ