2話;普通の日常ってなに?
-翌朝-
肇「ふわ~。相変わらず寝心地がいいな~ この家日当たりもいいし ん? うわぁぁぁぁ~」
僕の声に反応して目を覚ます
カンナ「なになに?どうしたの肇くん 幽霊でもでた?大丈夫?
って幽霊はうちかぁ~(笑)」
肇「な なっ なんで僕の布団の中にいるんですかー?」
カンナ「なんでって そりゃ布団の中のほうが気持ちよーく寝れるからだよ?」
肇「昨日一緒には寝ませんって言いましたよね?」
カンナ「そうだっけ? うち都合の悪いことは3秒で忘れる優秀なお頭なんだよね~」
{この人 いや…この幽霊は無害だけどマイペースすぎるよ。}
肇「もういいです!」
そうカンナさんに言い放ち、僕は大学の講義の準備を始める。
今日は珍しく昼からではなく、朝からなのだ。
カンナ「えっ!まだ朝ご飯出来てないよ~。」
肇「今日はいいです?今日は朝からなんで時間がなくて...カンナさんごめんなさい!」
カンナ「そういうことはもっと早く言ってくれなきゃだよ。しょうがないな~。」
そう言うと、念力? ポルターガイスト?遠隔操作でパンを飛ばし、トースターに入れ
焼きたてのパンが僕の口へと飛んできた!
カンナ「特別だよ? 幽霊ならではの高等技術なんだから~。」
肇「いやいやいやいやいや…。」
{今どーなった? パンの袋が自動的に開いて…そのままトースターに入って チンっ!
そもそも トースターにコンセント刺さってませんけどー?
朝から僕はいったい何を見せられてるの!?てか 幽霊って夜限定じゃないっけ?}
僕の脳内が整理ができず、開いた口がふさらず、パンが落ちかけると
カンナさんのお力でそれは落ちずに宙に浮くのであった…。
カンナ「食べ物は粗末にしちゃだめだよ~肇くん!! うちがいてよかったね~(てへ」
そんな朝から今まで味わったことのない現象を目にあいつつも大学へと向かうと。
「おーい 寝坊助のお前が朝からなんて珍しいじゃん!お得意の単位コントロールか?」
肇「まぁ、そんなところ!陸はいつも朝だもんね!」
陸「まぁ、それもあるけど…。と俺のお目当ては…あの子 大学一かわいいと称される
新妹 しずくさんなんだ!」
{このけだもの男が!}
こいつは、僕がこの大学で知り合った山坂陸。それなりに優秀なんだけど…
びっくりするくらいの女好きってわけ!そして、その陸はっというと
もうしずくさんを追いかけて明後日のほうにかけていった。
肇「いったいなんだったんだ? あいつは…」
その日僕は割とぎっしり必要講義を入れていたため、15時くらいまで大学に
そのあと、バイト先へと向かった。僕のバイトは夜からの居酒屋で
16時から23時くらいまで。仕事にあたる。ほかにもバイトはしているけれど
その紹介はまた今度!
-バイト終わり-
肇「今日は平日なのにお客多かったな~
って、やっぱり電気はついてるんだ。これ電気代とかいったいどうなるんだろ?」
{ガチャ}
カンナ「おかえり~」
肇「ただいま~」
奥から聞こえた声に呼応するかのように返事を返す。
{ってルームシェアしてる友達か!!なんで返事してるんだ。}
カンナ「ルームシェアの友達? 夫婦でもうちはいいよ?」
僕は靴を急いで脱ぎ、キッチンへ
肇「夫婦って何ですか…。ってかそれよりもです、なんで僕の心読めるんですか!!」
カンナ「そんな走ったら下の人に怒られるよ?はじめくん♡
なに?そんなに早くうちの顔が見たかったん?」
肇「ちがーーう!話聞いてます? 心いつから読めるんですか?って聞いてるんです!」
にたーっと笑って答えるカンナさん
カンナ「いやいや!さっき心読めるんですか?って質問しただけだよ?
いつからなんて聞いてないじゃん(笑)んーと、まぁもちろん!始めからだよ?」
その時 昨晩考えてた男性特有の妄想の事を僕は思い出していると…。
カンナ「わかった!あれを気にしてるんでしょ?昨日の晩、君が妄想してた
うちの×××とか?」
肇「わぁぁぁぁぁぁぁぁ~」
カンナさんの声を遮るかのように大声を出した。
肇「絶対にダメです。忘れてください!」
カンナ「忘れるのはもったいないよ~。だってうちのぉ~」
肇「ダメですダメですダメです」
カンナ「わかったから、ごはんにするから早く着替えておいで?」
そう言われ、荷物を置きに寝室へと向かって扉を開けると
カンナ「そーだ伝えないとなんだけど・・・」
{ポン}
{カン}
「よし、ツモじゃわい!」
僕は目の前の光景にまたしても理解できずにいた。
なぜかって? 目の前で見知らぬおっさんとおじいさん・おばあちゃん4人が人?なのか
いや…この流れは幽霊?がベッドの横
{てかこの4人微妙に浮いてんだよな~。}
に本格麻雀台を広げて、いつの時代かわからない現金を片手に賭博をしてるのだから…。
カンナ「あ~ 遅かったかぁ~。 肇くん(てへ」
肇「てへじゃないです。可愛いですが…。とりあえずこの状況を理解しやすく
説明をお願いしていいですか?」
そう質問すると、麻雀をしていた4人が一斉にこっちを向いて、そのうちの一人
おばあちゃんが俺の方へ近寄ってきた
婆「なんだぁぁ~わしの想像より、300倍もイケメンじゃねぇかー」
{300倍ってどんな顔だよ…}
すると おじさんとおじさんが二人そろって
「ん?たぶんじゃが…こんな顔じゃろ!」
そう言って、僕の脳内にイメージを送ってきた
{海外のマイケル○○の顔にウィル○○をかけて身長がクレヨンしんちゃん…}
肇「合体しすぎて、もはや人ですらない…。」
婆「いい顔立ちしとる どうじゃ坊主? 今晩ワシと熱く寝てみんか?」
肇「………絶対に………ないです……はい。」
{いい年してなんてこと言うんだこの人は}
婆「年齢なんて関係なかろう?わしは心は若いんじゃ…!」
肇「全員そろって心を読むんじゃねーーーー!!」
爺「まぁ 若いの!そう情緒を乱すもんじゃねぇぞ!それに深夜じゃ周りも寝とる!」
肇「いや…誰もせいだよ!だれの」
そういうとカンナさん含めて全員が手を上げる。
肇「もういいです。説明してください。カンナさん。夕飯を食べながら」
ジジ・ババ「じゃぁ わしらも」
肇「あなた方はゲームを楽しんでください!僕の理解が追いつかなくなるので!」
さみしそうな顔で部屋に戻ると、自動的に扉が閉まる。
{いつからこの扉は自動ドアに…変わったんだろうか…。}
爺「決まっとるじゃろ!霊的な奴じゃ~」
{答えは求めてないんだよね~。別に...ハハハ}
カンナ「今日は持ってか言ってくれた食材が海鮮もあったから、天ぷらにしてみたよ~」
肇「ありがとうございます。えーと!なんとなく想像つくんですけど…。
カンナさん後半ずっと僕の隣にいましたよね? いつ作ったんですか?」
カンナ「えーとね~ 念力?ポルターガイスト的な? それとも超能力?的なやつで。」
{すべて意味がいっしょなんですよ…それ}
肇「でしょうね…。 ({ぱくっ! うまっ!}もぐもぐ…)
であの方々はいったい…。(もぐもぐ…。)」
カンナ「えーと。(ぱくっ!うん うち料理じょうず!!)
昨日建物じゃなく、土地だって言ったの覚えてる?」
肇「はい…。」
カンナさんの説明はこうだ。
土地に縛られた地縛霊のため、もちろんカンナさんだけではないとのこと。
ただ、カンナさんがもともと霊的力が強いため、彼女が通った道が霊道となって、
ほかの霊が通ってくることはできる。
ただし、彼女が嫌いな人 つまり、人に害をなすタイプの霊は通れなくなっている。
逆に無害だとカンナさんのセンサーにも反応しないため、必要以上にブロックもできないのだそうだ。
{やっぱり 引っ越ししようかな…。}
カンナ「ダメに決まってるでしょ!?うちが肇くんを気に入ったんだから♡」
肇「それっていわゆる取り憑いているって的なことですか…?」
カンナ「違うよ。まだ、肇くんに取り付いてはいないんだ~。
正しくは取り憑くこともできるけどしてないってだけかな~(笑)」
カンナさんの少し怖めな表情をみて、改めて僕は、カンナさんが幽霊であることを自覚する。
カンナ「でも、逆に言うとここに居れば悪霊的なものから守ったりもできるし、
だから~君の当たり前の日常はうちが守って上げれるから安心して?」
肇「いや…もう当たり前の日常ではないんだってーーーーー!!!」
その間も寝室の方ではジジババ・ブラザーズがの声が
「ポン」
「カン」
婆「ほれ!国士無双じゃぁ~!爺どもさっさと金をよこさんかい!!」
肇「だからそれ…いつの金だよ。てかそのゲームいつ終わるんだよ。俺の睡眠時間が・・・!!」




