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あさのうた

作者: 秋葉竹


 


やさしい声が好きだ

すこし掠れた白い花のような

すこし笑いを含んだ


起き抜けのあさ

解ける魔法のようにここちよく

目覚めさせてくれる

まだ夜っぽい声


耳に甘い

吐息がかかる

もう

あさだというのに

もう

起きたというのに


たまに

神さまに感謝したくなる

あさがあり

今朝がそうかも


急に

衝撃の告白でもしたくなる

むろんしないけど


魔法が解けたとき

時間も溶けだして

届かなかった星々の

数を数えてしまう

失った感情を

いつまでも封じつづけるために



考えられないほどの

賑やかだった時代を想い出し

乾いたあさを潤そうとする



終わりに向かって生きている

どんな風に吹かれても

どんなタイミングで迷っても

終わりに向かって生きている



そしてそのときが来るまできっと

今朝のようなしあわせな笑い声を

聴かせてくれるなら

なら

一生しあわせかもって

すこし

祈る






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