閑話
簡単に初等学院をまとめました。
ほんと、初等学院では書く内容では無双の内容を創ることができなかったので閑話としてものすごく簡単にどのように生活してきたかでご紹介です。
6/10 誤字修正しました
俺の名はアーマルド・グレース・キャッスルフォルト。
女神にもらった神託で冒険者として活躍することを夢見る転生者だ。
転生してはや8年
この世界の朝は早い。
元高校球児たる俺にとって、朝早いのはそんなに苦痛ではなかったのだが、流石に毎日4時に起きるのはいくらなんでも早すぎると思うんだよね。
まぁその分夜寝る時間も早いんだけどね
21時までには全員寝ている。
日本でいう感覚だと0時が21時みたいな感じなんだよね。
さて、この世界の毎日のルーティーンを紹介しよう。
朝、4時に起床。
長兄のノーマンドは6時から中等学院なので出発の準備をしている。
6時からって最初は耳を疑ったよ。
父のルーズベルトはすでに出勤途中らしい。
父の職場は王城内、外務省政務官。
自分の父が、外相top3って思ってもみなかったな。
それはさておき、すでに出発した父と準備をしている長兄が何故こんなに早いかというと、職場や学校で朝食が
食べれるからだ。
それに、学校の朝食はなんと無料。
すごくね?
まぁ、中等学院では冒険者登録してる学生もいて、稼ぎを学費に当てている者も多いので、朝くらいは王国負担で食事をさせるとのことらしい。
おかわりも自由なんだってさ。前世じゃ考えらのない。
太っ腹な政策だよ。
もちろん、家で食べてから登校しても良い。
そんな中俺はというと、ゆったり自宅で朝食を摂る。
前世じゃ一般家庭で別に裕福ではなかったので、転生して裕福になったのだから貴族飯を堪能したいじゃん!
メイドさんがいて、執事もいて専属の料理人もいる。
夢の生活だよ。生活だけならね・・・
中等学院と同じ6時から初等学院が始まるので、朝食後は登校準備。
まぁ、メイドさんが済ませてくれてるんだけどね。
学校では文字の読み書きの練習、貴族とはどうあるべきかの道徳、数学・体育。
いやぁ、授業時間が少ないから勉強項目も少ないんだよね。
せっかく剣と魔法の世界に転生したから、もっとそういうの学びたかったけど、剣は初等学院では高学年でやるらしい。
8歳で入学2年目だと、もう少し待たないといけない。
魔法に至っては、精神が未熟なうちに発動させると、魔力暴走の恐れがあり危険だからとのこと。
精神が未熟とか言われてしまったらしょうがないよね。
暴走も怖いから、魔力制御の訓練を家で自主的にやります。
学校が終わるのは10時。
6時から10時で終わる。
普通なら最高だよね。
こんな早く終わるの。
お昼ご飯は学校の食堂で。
昼食後は帰宅するだけ。
貴族の半数は、帰宅後は自主的に勉強する。
ただ、多少お金に余裕のある貴族は、家庭教師を雇って訓練をする。
俺は家庭教師がいた。
なんでも王宮騎士らしい。
父が連れてきた。
魔法師団の小隊長を名乗る魔法の先生もいた。
魔力を集める練習や、魔法の種類・相性など座学がメインだったけどね。
剣術の王宮騎士はひたすら模擬戦。
模擬戦が終わると模擬戦をやる。
で、模擬戦が終わるとまた模擬戦をやる。
身体で覚えろってか!?ぐらい模擬戦をやる。
この脳筋が!!
こんなことを帰宅後12時くらいから17時くらいまでやってる。
学校の授業より長いからね!?
そして夕食。
夕食後は父との訓練。
ほんとヤメテ・・・
前世は高校球児で甲子園常連校だったから、練習に関しては厳しかったよ?
でもここまで長い時間やってることはないよ・・・
効率悪いよ・・・
って思ってたけど、剣と魔法の世界。
初等学院卒業後は冒険者になる者もいる。
命に直結することだから厳しい訓練なんだとか。
ありがた迷惑です・・・
でも死にたくないので訓練しますとも。
こんなことをしていると、毎日20時前後で解放される。
寝るまでは魔力制御の自己練習。
剣より魔法の方がほんとは長い時間訓練したいくらいなのに、剣の得意な父を持つと魔法は蔑ろにされがちなのだ。
そして21時。
大体の家庭はこの時間に就寝となる。
平日の生活リズムは大体こんな感じで終わる。
逆に休日は、朝から夜までひたすら訓練。
勘弁して欲しい。
休日が休日じゃない。
プロ野球でもオフの日はあるぞ。
この世界では、冒険者は休みなく依頼やダンジョンに行くらしい。
まぁ生活がかかってるからしょうがないとしても、俺は学生なんだけどね?
冒険者みたいに依頼を達成して報奨金を得るような日当制度なら、色々計算しないと貯蓄ができず生活に影響出るのもわかるから、休まず頑張る人も多いのもわかるけどさ、まだ8歳なんだから週に1日くらい休ませて欲しいもんだ。
こうした生活を中等学院入学まで繰り返すわけだ。
・・・一言でまとめられる。
地獄だよ!
9歳になった。
変わらず毎日訓練している。
学校でマリアが付き纏ってくる。
10歳。
剣の訓練が厳しくなった。
王宮騎士じゃなくて騎士団の大隊長になった。
王宮騎士は王城守護が専属だが、騎士団は盗賊や周辺国家・所属不明の集団など対人に特化した集団なのだ。
もっと実践的な訓練になった。
学校でマリアが付き纏ってくる。
11歳。
魔法師団遊撃部隊大隊長がきた。
効率よく魔物を討伐する方法や魔法による攻撃での魔物への弱点などを教えてくれた。
でも、攻撃魔法は教えてくれない。
その代わりに魔道具による魔法展開の仕方は教えてくれるようになった。
さすが魔法師団。
学校でマリアが付き纏ってくる。
12歳。
剣の卒業試験と称して公開処刑が行われた。
父・母・兄2人・王宮騎士小隊長・騎士団大隊長が見守る中、父に連れてこられた騎士5人と模擬戦で10本とるまでやった。
地獄を見てきたのですぐ勝てたけどさ・・・
学校でマリアが付き纏ってくる。
こんな生活を繰り返して繰り返して繰り返して繰り返して・・・・・・・・・
中等学院に入学した。
家督を継げないので今後は冒険者として生計を立てる。
あと、魔法の練習ももっとできる。
本に書いてあった。
制御できる魔力量が多いほど強力な魔法を放つことができる。
同世代の魔法も見れる。
楽しみでしょうがない。
この剣と魔法の世界でアーノルドとして転生した元高校球児だ。
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