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清廉なる、絶世の美少女……?

次回第8章、まだバカンス編は続きます。

応援いただけますと幸いです。










「四大精霊の力が必要とは、あの方もずいぶんな注文をなさるな」

「そういうな。これも我々の仕事だろう?」

「それは、そうだが」




 デセウス湖のはずれに、二人の男がいた。

 彼らは口々にそう言いながら、周囲をくまなく探索している。口ぶりからして、水の精霊であるアンディーンを探しに来た、ということのようだった。

 しかし彼らは、根本的な問題にぶつかっている。



「我々は、その精霊の姿を知らないだろう?」

「それは確かに……」



 そう、精霊の姿は誰も知らない。

 存在は確認されていた。だが、知る者はみな口を噤むのだ。

 まるで、見てはいけないものを見てしまった、というように……。



「頼りなのは文献だけだな」



 というわけで、男の一人は資料を取り出す。

 そして、そこに書かれている内容を読み上げ始めた。




「見目麗しきアンディーン。姿は女性を模っており、清廉なる印象を与える美少女である。清らかな心を持ち、あらゆる者に優しき心をもって接する――だ、そうだ」

「身体的特徴は、なにかあるのか?」

「美しい水色の髪に、水色の瞳――程度だな」

「なんだそれは。手掛かりと言っていいのか?」

「仕方ないだろう、これ以上は無理だった」



 内容について、議論する二人。

 手掛かりは乏しいが、仕事である以上は動かなければならない。



「とりあえず、アンディーンは『心清らかな絶世の美少女』だ」

「分かった。それでいこう」



 不安極まりないが、その男たちは捜索を開始した。









「ぶえっくしょい!?」

「え、どうしたのアンディーン」

「気にするな。誰かが妾の噂をしていたのだろう」




 一方その頃、件の精霊は。

 鼻水を大量に垂れ流していたのだった……。



 


今日はもう一話、上げたい!!!


面白かった

続きが気になる

更新がんばれ!


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創作の励みとなります。


応援よろしくお願いいたします!

<(_ _)>

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