5.ほどけた心と、次の課題。
ゆっくり寝ました! 今日も更新がんばります!!
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「えっと、その……」
「そうですね。なんといいますか……」
しばらく二人で泣きじゃくって。
ボクとミレイラは、ベッドに並んで腰かけていた。
だけど互いに冷静になってみると、先ほどの会話が物凄くこそばゆい。ボクに至っては、なにか知ったような口をきいてしまっていた。そんな気がする。
だから、なにを言えばいいのか。
それが分からずに、苦笑いを続けていると……。
「え、ミレイラ……!?」
「ふふふ。すみません、少しだけ許してくださいね」
ミレイラが、ボクに身体を預けてきた。
肩にちょこんと頭を乗せてきて、上目遣いにこちらを見る。
「どう、したの?」
緊張してしまう。
しかし、それを必死に隠しながらそう訊いた。
するとミレイラは、くすりと笑ってからこう答える。
「なんだか、とても安心してしまって。今までの気苦労はなんだったのかと、そう思えてしまいまして。不思議な感覚なんです」――と。
彼女は目を細めた。
その言葉を耳にしてボクは、なるほど、と思う。
もしかしたら、ミレイラはようやく誰かに甘えることができたのかもしれない。ずっと気を張ってきて、それをやっと緩めることができた。
相手がボクなのは、ただの偶然だろうけれど。
「そっか、良かったね」
「はい……」
だからそう言うと、彼女は静かに肯定した。
そうして静かな時間が流れる。その最中にミレイラが、こう口にした。
「リンクに会えて、良かった」
本当に、安心しきった声色で。
ミレイラはそう言って、寝息を立て始めた。
「…………」
ボクはそれを見て、安堵する。
どうにか、彼女のためになれただろうか。
ミレイラの心を和らげる、その助けくらいにはなっただろうか。
「さ、て……」
そう思いながら、少女を起こさないようにベッドに横たえる。
そして、その姿を見ながらボクは――。
「次は、犯人を捕まえないとね」
気持ちを前に向けた。
ミレイラの憂いを払拭するために。
今日の夜にやってくるであろう人物に、照準を合わせるのだった。
次の更新は、昼過ぎに!
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