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田中家、転生する。  作者: 猪口
スチュワート家と皇国
107/198

虫と木こりと波乗りと。

誤字脱字報告に感謝致します。


「殿下、起き上がって大丈夫なのですか?」


数分ともたず、エドワードはエマの膝から頭を起こす。


「エマこそ大丈夫なのか?学園で騒ぎになった虫は令嬢を震え上がらせる見た目だったはず。昨夜は眠れたか?辛くないか?」


王子が心配そうな顔でエマに尋ねる。


「何も心配はありませんよ殿下。ぐっすり寝ましたし、怪我もしておりませんし、元気です」


にっこりと笑い、質問に答えるが王子の虫が何なのかを知っているような口振りにエマは内心焦る。

もし、この屋敷にいることがばれてしまえば没収されてしまう可能性が高い。


「それよりも殿下の方が辛そうに見えます。アーサー様が寝ていないと仰っていましたが、昨夜、何かあったのですか?」


虫の話から逸らせようと思ったのと顔色の悪い王子も気になった。


「昨夜、騒動の犯人を捕まえた」


王子は少しだけ言い淀んだが、被害者であるエマが安心できるようにと短く答える。


「まぁ、ロバート様とブライアン様、捕まってしまったのですか?」


「知っていたのか?彼らが犯人だと」


うっかり出た言葉に、両手で口を覆うが聞き逃してくれる王子ではなかった。

ロバート達からウデムシの情報が漏れれば、取り返されるかもしれないと黙っていたのに水の泡になった。対面に座っているゲオルグもバカだろう?と呆れた顔をしている。


「…………申し訳ございません。お知らせしなくてはと……思ったのですが……」


「いや、優しいエマの事だ。たとえロバートでも、牢に入れるのは気の毒だと思ったのだろう」


ふっと王子が眉を下げ笑う。

【聖女】とまで呼ばれるほど、エマは慈悲に溢れている。

愚かなロバート達でさえ許してしまうのだ。

あんなに酷い目に遭ったというのに。


エマは、うつ向いて膝の上で両手を握り震えていた。

昨日の騒動の恐怖を思い出したのかもしれない。


「……ロバート様達…………今、牢にいるのですか?」


絞り出すようにエマが尋ねる。


「昨夜、虫を探しに学園に戻ってきたところを捕まえた。王城のお膝元である学園であれだけの騒動を起こしたのだ。処罰が下るまでは牢に監禁することになった。それにあの虫は、王国にとって貴重な虫なのだ」


「牢に……監禁……?王国にとって貴重な虫……?」


ゲオルグは、だらだらと変な汗をかきはじめた。

うつ向いていてわかり難いが、エマも同じように焦っているはず。


「む、虫を投げただけで、牢屋に入れるのですか?」


焦りに焦った震える声でエマが王子を見る。


「エマ、無理をするな。【虫を投げただけ】などと言わなくていい。エマの感じた恐怖は相当なものだったのだろう?何人もの令嬢が被害に遭うなかでも、エマが一番の被害者なのだ。私はエマが心配で心配で仕方がなかったのだ」


「………………」


「………………」


むむむむむむむむむむむむむむむむむむむ無理してませんよ王子!!!

あ、あの時は歓喜にうち震えていただけなんだけど!?!?!?

え?ロバート様……ブライアン様……え?


じょ、女子に虫を投げただけで今、牢屋に入れられてるの?

え?え?え?え?

ちょっと年齢の割に幼い言動が多いなとは思ってたけども……え?

本人も多分、気になっちゃう女子にスカートめくりみたいな感覚しかなかったんじゃ…………?


え?


牢屋?


い、異世界………………怖い!!!


「あ、あの……殿下?あのウデム………うっうぇほっん…投げられた虫はそこまで貴重なものなのでしょうか?」


ゲオルグは無断で持って帰ってしまった虫に嫌な予感しかない。

どう見ても気持ち悪い虫なのだが、そこまで貴重ならば泣き叫ぶエマを説得してでも返さなければならない。


「…………あれは、200年程前に王家が帝国からやっとの思いで譲ってもらった虫なのだ。私も絵でしか見たことないが……」


王子はゲオルグのいつにない真剣な顔に、彼もエマから虫の詳細を聞いていたのだと確信する。

必死に怒りを堪え、妹を苦しめた恐ろしい見た目の虫について詳しく知ろうとしているのだと勝手に解釈した。

極秘事項という程ではないが、200年の時が経つにつれ知らない者の方が多くなった虫について、昨夜、王から教えてもらった説明をそのまま口にする。


「あの虫は、薬になるのだ」


「「くっ薬…………ですか?」」


兄妹の声が重なる。

観賞用とかじゃなくて、薬。

人命にかかわるのなら…………返さなければいけないだろう。

でも、せっかく八陣形仕込んだのに……。


「かの大魔法使いコニー・ムウの死因でもある病の唯一の薬だ。最後は体中皮下出血し、古傷は開き、歯もボロボロになって狂い死んでゆく恐ろしい病だそうだ」


「コニー・ムウ…………あの、伝記の……?」


初めてスチュワート家で開いたお茶会に参加したマリーナ嬢が持っていた伝記の人物。王国で知らない者はいないほどの有名な……。


「ああ。伝記には東への冒険から帰ったところまでしか書かれていないが、彼は冒険の途中でその病に罹ってしまったのだ。彼の最後は王家が看取った。当時の王が震え上がる程の凄惨な最期だったそうだ」


「そ、その病の薬があの虫なのですね?」


国民が不安にならないように、パニックにならないように、今は病のことも唯一の薬である虫が失われたことも他言しないでほしいと一言断ったあと、王子が頷く。


「うつる病ではないと思われていたが、コニーの死から数年後に帝国で大規模な飢饉が発生し、そっくりな症状が出たと外交記録に残っている。更にその数年後、プラントハザードが起きた時にも出たと。同時期に何人も。コニーの病がうつらなかったのは、運が良かっただけと王家は判断した」


「それで、当時の王家は帝国からその薬の原料となる虫を……輸入したと?」


虫の値段は怖すぎて聞けない……。

王子が帰ったら、エマを説得しなくてはとゲオルグは心に誓う。


「そういうことだ。当時の帝国は飢饉からのプラントハザードの影響で民の暮らしは酷い有り様だった。もともと北大陸は作物が育ち難いと聞く。追い討ちをかけるように例の病も流行り病人は差別され、貴重な薬を飲めるのは身分の高い者に限られ、民は大勢死んだ。いつか、その病が王国を蝕んだときのために、王家は回避すべく、とある公爵家に飼育を任せていたのだが……」


「その、公爵家がロバート様のお家だったと……」


「今朝、ランス家へ確認したら虫は一匹もいなかった……」


嫌な予感が的中してしまったと王子が暗い顔をする。


「その虫は結界の中には生息していない種で採集に行くのも命懸けだ。飼育も難しく、うまく数を増やすことができない。帝国が飢饉とハザードによる食糧難だった頃に食糧と引き換えでなんとか手に入れることができたが、どんなに金を積んでも、食糧を提供しようとも大国となり豊かになった帝国は一匹たりとも虫を渡してはくれないだろう」


「あの……王国の狩人がその虫を探しに行く……ということはできないのですか?」


ゲオルグが最悪、自分が取りに行く覚悟を決める。


「いや、帝国があの虫を手に入れる事が出来たのは偶然だったらしい。プラントハザードの対処で結界の外へと軍を率いた時に見つけたらしく、南大陸に生息しているかすらわかっていない」


「プラントハザード……あれは植物系の魔物が結界の中で大繁殖することでしたよね?」


「ふっエマはよく勉強しているな。一本、二本の植物魔物なら引っこ抜けば良いが大繁殖してしまえば、結界の外にあるであろう親株を倒すしかない」


「……あ、あー……そんな話、聞いたことあるような……気がしてきました」


ゲオルグの目が泳ぐ。


「……兄様、昨日の授業で習うはずだった箇所ですよ?母様がいないからって予習サボりましたね?」


「……いや、ちょっと、忙しくてさ……」


「ところで殿下、その虫はどのように薬になるのですか?塗り薬ですか?飲み薬ですか?」


意図的に逸らそうと思っていたのも忘れ、エマは大好きな虫の話に食い付く。


「エマ?そんな事を聞いてどうするのだ?また、気分が悪くなるだろう」


今までにないキラキラした瞳で見つめられ、王子は驚く。

昨日あんな目に遭ったというのに、ここまで興味を持つなんて……一体どうしたというのか。


「いいえ、殿下。病気の知識は誰もが持っている方が良いのです。いざというときに助けることができますから」


「そういうことか、本当にエマは優しいな」


…………いや、虫が死ぬほど好きなだけですよ?殿下。

ゲオルグは、末期へと向かう王子に心の中で呟いた。


「帝国の医術書によれば、乾燥させて粉末状にして柑橘類の汁に溶かして飲むと記されているそうだ」


「柑橘類?」


「ああ、少し臭いがあるらしく酸味のある果実で誤魔化して服用させるらしい」


「なるほど……因みに、近年で発症例はあるのですか?」


今、苦しんでいる人がいるならば素直にウデムシを返そう。

エマは苦渋の決断をした。


「いや、ここ何年も発症報告は出ていない」


ほっと胸を撫で下ろ…………。


「殿下のお耳に入ってないだけですよ」


今日もはりきってスチュワート家にやって来たヨシュアだったが、ウィリアムから王子がエマに膝枕してもらっていると聞いて居てもたってもいられずに応接間へと特攻してきた。


ヨシュアは早々に臣下の礼をし、エマの膝の上に王子の頭がないことに安堵する。


「殿下、その病は今でも王国のスラムや港町で罹る者が出ております。貴重な薬は貴族階級のみで消費され、民には使われることはありません」


エマ様に膝枕してもらう暇があるならもっと市井の事を学ばれてはどうですかとチクリと釘をさす。


「……そう、病気の人いるのね……。衛生環境の良くないスラム街はなんとなく分かるけど、港町?外国から感染するのかしら?」


しゅんっと悲しい顔になったエマがヨシュアに質問する。


「庶民にまでその優しさ……エマ……天使か?」


その顔を見て王子が呟く。


「エマ様は殿下とお会いになるずっとずっと昔から、天使ですけどね……」


王子だけに聞こえるようにヨシュアが低く牽制する。


「エマ様、先程お話しされていた病は商人の間でも語り継がれている病でして、特に船乗りに多いのだとか。ここ数十年は数は少ないですがもっと昔、今よりも船の性能が低く、航海が何か月も要する時代にはたくさんの船乗りが苦しんでいたそうです」


ヨシュアはヨシュアで、ウデムシについてしっかり下調べして出直して来ていた。

いつだってエマの知りたいことをヨシュアはより深く、詳しく、調べあげるのだ。


グー○ル先生と三兄弟から陰で呼ばれるだけはある。


「…………ん?…………船乗り…………あれ?」


エマが何かに引っかかる。


「当時も、今も、ランス卿へはシモンズ領の商会が幾度となく、虫(薬)を譲って欲しいと嘆願書を送っているそうですが、法外な値段を吹っ掛けられ頭を抱えているそうで……」


ロートシルト商会は常に最新の船を使うためにヨシュアは知らなかったが、あまり利益を出せない商会は性能の悪い船での航海をするしかないのだという。

航海が長いほどに、罹患率は高くなると港町では真しやかに囁かれていた。

利益のない商会の、使い捨て程度の船乗り達のために払うには、その虫(薬)は高すぎた。お金のない庶民は泣くしかない。

それでも皆でない金を持ち寄って工面する事もあったが、回復するまでの薬代は莫大な額となり、多くの商会が潰れた。


「そんなはずないだろう!?ランス公爵家へは王国から毎年、莫大な額の虫の飼育代を渡していると聞いたぞ?病に罹った者に無償で薬を提供するためにと」


ヨシュアの言葉を聞き終わる前に王子が憤慨して立ち上がる。


「殿下、これはロバート様だけでなくランス公爵にもお話を聞くべきでは?」


ゲオルグは難しい話が飛び交う中、必死で頭を回して考えていた。

ウデムシの数はエマが陣形を楽しむ程度には飼育されていた。

在庫があるのに出し渋る。

王国で唯一ランス公爵家しか飼育していない虫の値段を意図的につり上げ、王家へは患者はゼロだと報告していたとすれば……。

結構な詐欺事件ではないのか?これ?


「ああ、詳しく調べねばならないだろうな。王にも報告しなくては……」


ゲオルグの言葉に王子が頷き、王城へと急ぎ帰ると名残惜しそうにエマに告げる。


「殿下、お忙しいと思いますが休むときは休んで下さいね?」


急いで別室のアーサーや騎士を呼んで欲しいとスチュワート家の使用人に命じる王子の袖をちょこんと掴んでエマは声をかける。

青い顔で応接間に座っていた王子、エマが膝枕した後は顔色が真っ赤になっていた。

これは相当体調が悪いはずなのだ。

前世だったらまだまだ学生の歳なのに、こんなになるまで働くなんて不憫過ぎる。


「っっっ!!………………エマは、本当に、優しい……な……」


いくらか治まっていた王子の顔色がまた真っ赤に染まる。

それを隠すように王子は足早にスチュワート家をあとにした。



「あざとい!!エマお前…………どこで覚えてくんだ?あの袖の掴み方!!」


王子が去ったあと、ゲオルグがいつものように頭を抱える。


「姉様、また何かやったんですか?」


ゲオルグの隣に座ったウィリアムが冷たい目で姉を見る。

そんな兄と弟の嘆きを無視してエマは何やら考え込んでいた。


「うーん……」


何か、引っかかる。


「あの、エマ様?殿下への膝枕はこれからは絶対にしないで下さいね?」


エマの隣に座ったヨシュアがそんなエマにお願いする。


「え?ヨシュア今?なんて?ごめんなさい、考え事してて……」


「エマ様、殿下には膝枕はお止めください」


「え?」


ヨシュアがエマがする事でダメだと言うのは、そうそうあることではない。

たしかに王国の王子に膝枕なんて、下手をすれば不敬罪と言われかねない。


「わかったわ、ヨシュア。膝枕は殿下にはしないことにする」


「……できれば、他の男にもしないでもらえると助かります」


【わかったわ】が、多分わかってないことをすぐに気付き、ヨシュアはもう一つ釘をさしておく。


「え?……ああ、そうね。私身分とか覚えるの苦手だからうっかり不敬罪なんてことあるものね」


「そうですよ。学園にも王都にも王族や高位貴族がたくさんいますから。膝枕はしないに限ります!」


「「ヨシュア………………」」


ゲオルグとウィリアムが残念な目で幼なじみを見る。


「それで、エマ様は何を考えていたのですか?」


兄弟の残念な目は完全無視でヨシュアがエマに尋ねる。


「あの病の事よ。何か引っかかるの」


何か聞いたことあるような……ないような……。

うーんとさらに考えながら、エマはズルズル体を倒し、ヨシュアの膝へ頭をのせる。


「あっ!!エマ!!」


「ちょっっ!!姉様!!」


ゲオルグとウィリアムが叫ぶ。


「ん?膝枕してもらうのは良いでしょ?」


何せ今日は朝からウデムシと遊んだり、王子が来たりと忙しかったのだ。

王子程ではないにしろちょっと疲れた。


「………………天使が……天使が……天使の頭が……ひっ膝に!!!」


ヨシュアはお祈りの時間に強制的に突入した。


「ダメに決まってるだろう!」


「ダメに決まってるじゃないですか!」


「えーーー…………」


しぶしぶと頭を起こそうとするエマをそっとヨシュアが止める。


「エマ様。だっっっ大丈夫ですよ?僕は……ほら……ご存知の通り、この前まで庶民だった身。不敬罪関係ありませんから。膝枕するのも、されるのも()()()は…………大丈夫なんです!!!」


膝にかかる微かな重みが失くなる瞬間に覚醒したヨシュアが、兄弟の蔑む視線のなか、持ち前の商人の機転で再びエマを膝枕体勢へと戻した。


「…………ヨシュア……おまえって奴は……」


「え?……ヨシュア……酷っ……」


「……ゴホンっ……エマ様はあの病の何が引っ掛かるのですか?」


どさくさに紛れて肩に置いた手をそのままに、ヨシュアが再度エマに尋ねる。


「飢饉にプラントハザード、スラムの弱った民に病が流行るのはなんとなく分かる気がするけど、そこに何故船乗り?」


海から遠いパレスで育ったエマは見たことはないが、ヨシュアから聞く話や前世の記憶では船乗りとは屈強な男達のイメージで、病にかかり易いなんて………………あ…………。


ガバッとヨシュアの膝から頭を起こし、ゲオルグを見る。


「兄様、殿下はウデムシをどうやって薬にすると言っていました?」


「ん?あれだろ?粉にして、柑橘類の汁と混ぜるんだろ?」


「それです!!」


「いや?どれ?」


「その病、きっと壊血病ですよ!」


「…………なにそれ?」


「ワ○ピース読んでたじゃん!!!」


「お前、ワ○ピースどんだけ話数あると思ってんだよ!?」


漫画から何も学ばないなんて勿体ない兄である。

空っぽの頭をかき集めて欲しい。


「姉様………?昔のこと、しっかり覚えているの姉様だけだってこと忘れてません?大分思い出したとはいえ……流石に兄様が可哀想ですよ?」


ウィリアムがエマの心の声を聞いたかのような顔で兄をフォローする。


「エマ様、一体さっきからなんの話をしているのですか?」


膝の重みの名残を噛みしめていたヨシュアだが、兄弟の会話がまた、よくわからない話になっていて疎外感を感じてしまう。


「ヨシュア、あの病に苦しんでいる人を片っ端から屋敷に連れてきて欲しいの!ちょっと試してみたい治療法があるの」


エマは不敵に笑う。

ヨシュアの返事は聞くまでもなかった。


エマに王子とか令息とかが近づくと、どこかに潜んでいる密偵がヨシュアに報告するシステムとかありそう。

あ、でも忍者いるから密偵捕まっちゃう……。

あ、猫いるから密偵猫パンチでふっとんじゃう。

…………野生の勘かな?

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― 新着の感想 ―
うーん、ウデムシが手に入らなければ、適当な虫の粉を薬と騙してレモン汁に混ぜて飲ませたり、誰かしなかったのか。 善意で気休めとしてでもいいし、詐欺でもいいけど、それでうっかり治ったりしたらそれをきっかけ…
壊血病、つまりビタミンC欠乏症ですね 長期の航海だと柑橘類の保管は難しいので、とある作品ではザワークラウト(キャベツの塩漬け)の瓶詰めを作って船に積ませてたね
[良い点] ヨシュアおまえ……! [一言] ウデムシさんは粉にされ損ですね。
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