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俺のとなりの編集者  作者: 作者
序章
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俺のとなりで、うるさいやつ。

 小説「俺のとなりの編集者」ですが、ご愛読されるかたは初回から読み進めることをおススメします。この小説には主人公を含め、物語、世界観などたくさんの意図が隠されているので、このサイトから始まることを読者の方にお願いしたいと思います。そしてどうか主人公の意を飛ばして先読みはしないであげてください。彼の生き方を温かく見守っていただけたらと思います・・・

 俺の左側にうるさいやつが居る。右手の人差し指をコツコツと机を叩いて、ボソボソと俺についてつぶやいている。知りたくないと思うが、内容はこうだ。「お前の作品は、さっぱり理解が出来ん。文章がなっていないし、そもそも読者に語りたいのか、伝えたいのか、いや、そもそも創造をしてほしいのか・・とにかく、疲れる!お前の作品はお前の独りよがりだっ。お前の自己満だ!」

 

 俺のディスクトップパソコンを横目に、ミルクコーヒーなんか飲んで舌打ちをしやがる。俺は俺の書きたいように作品を綴るだけだし、それを承知の上だったはず。俺を小説作家として認めたうえで、お前は編集者として隣に居るんじゃないのか。それはお前自身の思想による問題で、俺自身の問題ではない。

 だから、俺は、またこうして吐き出すところがなくなってしまって、いまここで小説を舞台に気持ちを吐き出してしまっているじゃないか。

 さっきから何が不満なんだ。さっきから何が楽しんだ。俺が悲しめばお前は笑い、俺が楽しければお前は唇を噛む。


 お前が望んでいたSNSを使った告知を復活をさせた。反応が目に表れて喜んでいる姿を、背中越しに見て知っているが俺は望んでいなかった。お前は「今の社会とお前自身にキッカケを」とか、なんやかんやで理由をつけて説得をしてきたけれど、俺は社会に対して物申すつもりはなかったし、第一、文章力がないと知っている時点で人に見せれるものではないと薄々感じていた。


 そしてまたお前は、俺の入力した文字で眉間にシワを寄せるんだな・・。


 俺自身の俺自身の世界で終わっているから、話にまとまりがない。

 俺自身、俺自身が嫌いだから、ネガティブすぎて読み事すらイヤになる。



 だからお前はいつだって、なんだって、俺が引き立てのコーヒーを入れたって、ブランド物コーヒー、コンビニエンスストア、期限切れ、どっかの危険な豆だろうが、ブラックを飲まずに、砂糖の入るミルクたっぷりのコーヒーを飲んでるんだな。

 なぁ、現実に目を背けてるのは、お前の方じゃないか?・・違うか。



 俺がパソコンに向かう時には、いつだって傍に来るよな。呼んでもいないのに平気な顔で。頭を抱えて額をさすって目が隠れれば、お前は何事もなかったようにするため眼を隠すもんな。

 お前なんか編集者にするんじゃなかったよ。



 俺なんか、心を持つべきではなかったんだよ。なぁ、そうだろ?




 俺を映し続けてる、鏡さんよぉ??


 

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