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あした、ホワイトクリスマスになあれ

作者: 誰か
掲載日:2017/11/25

「雨はやだなあ。」


二学期の終わりの日、クリスマスイブはもうすぐだと思うと、つい灰色の空を見上げてつぶやいてしまう。


「じゃあ、占ってやるよ。」


声をかけられ、そちらを見ると、右足を持ち上げて靴のかかとをはずしている。


「ねえ、靴がどんな向きで落ちたら雪が降ると思う?」


いい笑顔で返事が返ってきた。


「落ちなかったらじゃないか?」


「もう、せっかくなのに!」


思い切りよく蹴り上げられた靴が、空高くに吸い込まれていく・・・そして。


「やった雪だ!すごいね、奇跡って本当に起きるものなんだ、さすがクリスマス。」


靴めがけて飛び出し、ナイスキャッチ。ちょっと土をかぶっちゃったけれど、言い返して、いい気分。


「ちょっ、普通するか?」


片足で大きく跳ぶたび、重そうなランドセルをはずませて、こっちに迫ってくる。


とっさに靴を持って逃げ出したのは、我ながら良い判断だったと思います。








どうか楽しい冬休みをお過ごしください。



連載中の『みどりの竜』や他の短編も見てくださると嬉しいです。いずれも、ほのぼのコメディです。

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― 新着の感想 ―
[一言] 今年は雪は降らないでー 切実に(笑)
[一言] 「なんだ、降らないじゃないか」 「地面に落ちなかったのにな」 「ああ。ちゃんと俺の手に落っこちて……落っこちて?」 「あーーーー」 「あーーーー」 よいクリスマスを♪
[一言] 靴蹴りで天気占いとかしたな~と懐かしい気持ちになりました。今年のクリスマスはどうなるのか楽しみです!
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