夢と笑顔と妹と
ここで一区切りです!
今日は切りがいいので一本投稿にします。
携帯ゲーム機版W.o.Rは今日発売だ…。
俺はあの時のことを思い出す。あれは確か、俺が中学一年生の夏の頃だったか…
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俺はその日、ちょっとしたゲームのコンテストで入賞をした。まだ父さんが亡くなる三ヶ月前ぐらいのことだった。
「いやー、入賞おめでとう!」
そう言って祝ってくれたのは父親の霧助だった。
「ありがとう、父さん!」
「ああ、お前の将来を期待してるぞ!」
そんな期待の目を向けてきたときに階段から天使のようなふわふわとして可愛く、幼い瑠衣だった。そして俺と父さんの前にやってきた。
「どうしたんだ、瑠衣?」
父さんが聞くと瑠衣はいきなり泣き出した。
「ずるいよ…お兄ちゃんだけ、面白い趣味を持って…みんなから褒められて、私も褒められたいよぉ…」
瑠衣は泣きながら一生懸命に自分の思いを伝えていた。
そんな妹に俺は言った。
「じゃあ、瑠衣も俺と一緒にゲームを作ろうぜ!そして面白いゲームをたくさん作ることを夢にして、その夢を叶えようぜ!」
瑠衣は数秒経ってから泣き止み、頷いてから言った。
「うん、わかった…」
その様子を見て父さんは俺たちにこんな言葉を投げかけてきた。
「よし、わかった、お前らはいつになってもいいから、その夢を諦めるなよ!何があってもだ、わかったな?」
その言葉を聞いて俺と瑠衣は父さんに抱きついた。
「わかった!俺たち、頑張るよ」
父さんは苦しそうにしながらも笑っていたっけ…。
それから三ヶ月後、俺は父さんの死に耐えられなくて毎日のように泣きそうになっていたっけな。
「お兄ちゃん…」
そんなときに俺を救ってくれたのは瑠衣だった。
「なんだ、瑠衣…?」
「お父さんは前に私たちになんて言った…?」
そのとき、俺はあの言葉を思い出した。
-よし、わかった、お前らはいつになってもいいから、その夢を諦めるなよ!何があってもだ、わかったな?-
俺は目をこすり、瑠衣の方を向いた。
「ああ、そうだったな、ごめんな瑠衣、お前も辛いもんな」
「大丈夫だ…よ…」
そう言いつつも、瑠衣は泣いて俺に抱きついてきた。
「いいよ、俺が父さんの変わりだと思って、安心するまでそうしな…」
「辛かったよ…私も心が折れそうなほど辛かった、でも、お兄ちゃんに心配かけたくなかったし、お父さんもそう言ったから…」
俺は瑠衣の幼い背中を擦ってあげて、安心させようとしていた。
「ごめんな、俺が心配かけて…」
「ううん、大丈夫」
「無理しなくていいんだよ…今日はお兄ちゃんにたっぷり、安心するまで甘えなさい…」
そのとき、俺は自分でも気づくぐらい親になったかのような感じだった。
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そして今!俺たちは夢への大きな一歩を進めようとしている!
「お兄ちゃん、お兄ちゃん!」
そう言われて、俺は気づいた。
「ああ、ごめん、少し考え事をしてた…」
「もう、開店するよ」
そしてゲームのお店で俺たちは携帯ゲーム機版のWar of Redを買って帰った…。
家でリビングで開封していると、瑠衣がやってきた。
「お兄ちゃん」
「どうした?」
「私たちが協力して制作した、私たちの中で世界一面白いゲームを一緒にやろ!」
「瑠衣、いつか俺たちの中でじゃなくて、ちゃんと世界で一番面白いゲームを作ろうな!」
瑠衣はしばらく間をあけてから、笑顔になって言った。
「うん…!」
【夢と笑顔と妹と】
読んでくださり、ありがとうございました。
残りの4話はほとんど、大会編になります!
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