げーむ制作と眠れない夜
次話をはりきりたいので短いです。
-夏休みが終わり、とりあえず休み明けの一週間が過ぎ、また休みに入っていた-
俺は妹の瑠衣と一緒にゲームショーに向けて、ゲームを考えていた。
「気づけば、あと一ヶ月でゲームショーか…。」
俺は落ち込んでいた。
「そうだよね…、全然思いつかない。お兄ちゃんは?」
瑠衣は俺のパソコンの画面を覗いてきた。
そこに映っていたのはAmuzonのゲーム販売の画面だった。
「お兄ちゃん!サボらないで作業しなさい!」
「はい…。」
一時間後…
「どうだ瑠衣?進んだか?」
「全然進んでない。瑠衣は?」
「同じく。」
俺は思ったことを瑠衣に言った。
「なぁ、瑠衣。世界一面白いゲームを作るって言うのはやめないか?そのせいでネタに詰まるのだと思う。」
「え、なんで!?」
「ていう訳にもいかないから、今回は自分たちが面白いと思えるゲームを作って、世界一を作るための一歩としよう!」
「わ、わかった…。」
「では、まずどういうゲーム内容にするかだ…。瑠衣が好きなゲームのジャンルは?」
「バトル系やストーリー系?」
「じゃあ、その二つをかけ合わせたものを作ろう。」
…悩んだ末、俺は決めた。
「瑠衣、FPSはどうだ?」
「ん、いいかも。最近ちょうどFPSにハマってるし…。」
「よし、決定だ!」
俺らは次にストーリーの内容とゲームの舞台を考えることにした。
「舞台はちょうど今にして、あの有名な『戦争が起きたら』っていうCGの動画に沿ってやるのはどうかな?お兄ちゃん。」
「それ、いいと思うぞ。ストーリーつくるのもそのほうがつくりやすそうだしな。」
そして、2時間程かけてある程度のストーリー内容は決まったので、あと一ヶ月近くは休みの日は一日中、学校の日は帰って来てから23時ぐらいまでを目安に制作に取り掛かった。
…ゲームショーの一週間前。
この日は自作ゲームの制作締め切りだった。
俺は急いで完成したゲームを会社に持って行った。
「真美さん!これ、自作ゲームです。ゲームショーへの応募をお願いします!」
「おお、張り切ってますね〜!ちなみに上位三名のゲームは本社と制作主で協力して、少しバグなどを改善して販売する予定なんですよ〜。」
「まじっすか!?頑張って狙います!」
そして、俺は家に帰った。
ゲームショー前日。
「あー!心配だぁ!」
「お兄ちゃん、うるさい!早く寝て!」
「緊張して寝れねぇよ!」
「大丈夫、安心して!絶対入賞するから!」
俺はしばらく間を開かせて納得したように妹のほうを向いて頷いた。
「そうだよな!だってあれは二人の自信作だもんな!」
その夜、俺は深い眠りについた。
【げーむ制作と眠れない夜】
次話はゲームショーです!
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