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ENEMY
11月28日
寒くなってきた。
すらいむは寒いのも苦手らしく、動きづらそうにしていた。ゲル状の部分の水分が凍りかけてるのかもしれない、と優希が言っていた。
掌で包んでやると「ぴゅわぁ、」とほほえんだ(?)。
温泉に入っているようだなぁ、と思った。
๑๑๑
「…チッ。どこだ…?」
▒▒▒▒は住宅街を進む。
▒▒▒▒はゲル状生命体27-3号体を探していた。
アレは地球の寒気にも暖気にも適していない。
餌は…酸素で補っているだろうが、いずれ弱り、溶解しゆくだろうと思う。
しかしこんな脆弱な、無価値な星で消すほど価値の無いものでは無かった。
▒▒▒▒はヘッドフォンに触れる。
「…こちら431。ZIPANG-starry sky地点、27-3未発見。」
「こちら司令塔。引き続き操作を行ってください。」
アレはここで落ちたはず。
…正確にはその中の一部。か。