街に向かって歩き出す。
ロアが仲間になり、アレイは当初の予定通り街に向かう事にした
途中で何度か魔物と出会い戦闘になるが、前衛と後衛で役割ができたこともあり順調に道中を進んでいた。と言ってもまだ森からでてはおらず依然として警戒しながらではあるが。
「ところで主よ、主に魔術を扱う術に長けていることは解ったのだが、主はどこまで魔術を扱えるのだ?」
ロアは純粋な疑問としてアレイに聞いた。
「んー?俺はそーだな…属性魔術と術式魔術両方とも祈級上位まで使える。んで術翅を使ってる時は総魔力量的に煌級中位までだな。それ以上は魔力回復追い付かない場合が多いな。」
「…我はこんな化け物染みた主に勝負を挑んだのか。」
ロアは少し疲れた様に言うと、アレイはにやにやしながらステータスをみせる。但しユニークスキルは伏せてだが。
ーーー
アレイ・ホーストン
LV1250
ユニークスキル
ーーー
アクティブスキル
属性魔術LV390
術式魔術LV600
術式付与LV236
魔術創造LV198
パッシブスキル
詠唱破棄LV256
無詠唱LV420
術式構築LV200
多重詠唱LV300
魔力超速回復LV450
魔力感知LV342
生命感知LV296
魔力操作LV400
ーーー
それを見てロアはため息をつき、一言いった。
「主は魔術師と言うよりここまでくると魔導師だな。にしても後衛として特化しすぎてる気がする」
「そりゃあ、俺は近接戦闘をするぐらいなら遠距離からの一撃で勝負したい人間だからな」
「そうなのか…ならば我が前面にでて主がとどめをさす戦闘スタイルになるんだな」
「そーだな。まー頼むぜ?ロア。」
二人がなんだかんだと話してる内にどうやら森の出口に着いたらしく、アレイは一度立ち止まる。
「どうした?主よ?」
立ち止まったアレイにロアは聞いた。
「いや、出口に来たのは良いけど街が何処にあるか解らないから確認しようと思ってな。」
そう言うとアレイは魔力を収束し魔術を使用する。
「術式・飛翔」
アレイは魔術を唱え空を飛ぶ、ぐんぐんと高度を上げていきある程度の高さまで飛ぶと続けて魔術を使用する。
「術式・広域探知」
そして広域探知の魔術を使い人の集まる場所を確認すると地面に降り立った。
「沢山の人の集まる場所を見つけた、多分街だろーなー。取り敢えず向かってみよーぜ」
「空を飛んでまさか街を見つけるとはな、まあ行ってみようか」
アレイはロアと話し今後の予定を打ち合わせると、先程みつけた
街に向かって歩きだした。