クラス分け試験
首都アトリビアにある魔術学院はアーカイブ全土を見渡しても上から数えた方が良いほど巨大な学院である。具体的には首都の4分の1は学院関連の施設でありそれが魔法国家としての異名を轟かせる要因の一種でもあるのだがそれとは別に決定的に他の学院と違う点があった。
「さて、では今から同象玉により合格した方々のクラス分けを行おうと思います。戦士の方々は当教員との疑似戦闘を、術師の方々は魔操術を行っていただきます。戦士の方はあちらにいるアベル教員の元へ。術師の方は私についてきてください」
暫く教員についていくと何やらでかい建物に入っていきそこで教員は立ち止まる。
「さて、改めて術師の方々のクラス分けですが内容は魔操術になります。私が合図したら魔弾を産み出していただき、射出せずそのまま宙空に待機させてください。」
「では、お願いします」
そう言われるとアレイと愛は魔弾を産み出し待機させる。辺りを見渡すと他の術師達も問題なく待機させていた。
「では、ここから魔弾を1つづつ増やし待機させ続けて下さい」
そう言われ、アレイと愛はひたすら産み出しては待機を繰り返し行なう。何人もの術師たちが同じ作業を繰り返して行くのをみると教員は少し感嘆の声をあげ次の指示をだした
「さすがですね。では続けて今展開している魔弾をそのまま円を書くように動かして下さい」
そして教師がそれを言った途端に、何人かの術師はそこで魔術を中断した。それを見た教師はそこでやめた術師たちにクラスを告げる。
「では今ここで魔操術をやめた方々はクラスをBとします。続いて円を書くように動かしている方々は魔弾を1つの魔弾にしてください。」
「えっこれを纏めるってどういうことだ??」
教師の言葉に愛は疑問を浮かべるが、アレイは黙々と魔弾を合成していき1つに纏めた
「あっ!そういうことか!」
愛はアレイのやってるとこをみると、自らも真似をして魔弾をまとめてみるが意外な難しさに一旦は纏まったがすぐに制御を崩し魔力が霧散した。
「くそー。師匠とは別のクラスかぁ……」
愛は今だに魔操術を続けているアレイを見ながら悔しそうにするが、アレイはその様子を見ながら愛に告げた
「まあ、もっと早く俺はできなくなると思ったぞ意外に魔力操作上手くなってたな」
愛を少し褒める様に告げると、愛は嬉しくなったのかはにかみながら笑った。そしてアレイは纏めていた魔力をゆっくり霧散させると試験管の方に向き直った。
それと同時にどうやら持続できたのがアレイのみらしく残りの人間がAクラスである事を告げると、クラス分けの試練が終了した。




