北側残滅戦②
大規模魔術を行使したアレイは、城壁の上から残り魔物達の存在を見る、先程の魔術でかなり弱い魔物は倒したが一部のランクの高い魔物が残っていた。
見渡すと魔術耐性の高い死霊系の邪眼や邪術師、種族特性として回復力の高い悪鬼種の巨悪鬼などがアレイの魔術によりできたクレーターを通りながら街に近づいてきていた。
「厄介だな、どーすっか。」
アレイが残りの魔物にもう一度戦級の賢術を放とうかと考えていると隣にいた愛が言った。
「師匠、俺も戦います。」
そう言い愛は城壁から飛び降り、魔物に向かっていく。アレイはなぜか勇み足に戦いに行く愛を見て不思議に思うが、愛が行ったことにより大規模な魔術が唱えられない事を悟り、自らも迎撃しようとするが、ふと立ち止まる
これは中々良い経験になるじゃないか?
アレイはふと、脳裏に過った考え反芻し、自分の答えが間違っていないことを確認すると、戦っている愛の様子をみる。
ちょうど愛は悪鬼種である巨悪鬼と戦っており中々に善戦を繰り広げていた。と言うよりは能力による力業で無理矢理互角の戦いを行っているというようなところだが。残りの魔物も数が少なく、一人で対処可能な為愛を放置してみる。
念のためアレイは愛の周囲に結界をはり、他の魔物が入ってこれないようにする。ちょうど邪眼が愛に向け魔術を放とうとしていたので援護代わりにそれを防ぐ。
「ありがとうございます!」
愛はそれに気付いたのか礼だけ言うと再び戦いを続ける、その間にアレイは魔物をてきとうに魔術で倒していった。
ーーー
アレイが残りの魔物を残滅する頃には、愛の戦いも終わっており満身創痍な愛を見てアレイは一人で戦って勝った事を褒める。神眼で確認したがレベル差が結構あり正直厳しいとおもっていたが良くやったと思う
そんな事を考えてる内に、街の反対側からとてつもない爆音が聞こえた。ヴェルとオリビアの戦っている方だがなにかあったのだろうか?
アレイは確認するため愛と街の反対側に向かって行った。




