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能力創造者と苛烈な異世界  作者: タピタピ
創造者と異世界学園
34/53

魔法国家アトリビアへ



「主!前方より5体の魔物が接近しているぞ!」


ロアの魔物の接近を告げる声により、アレイは直ぐ様戦闘準備を整える。そして自らの感知範囲に入って来た敵を確認すると馬車の中から外に出て魔物の姿を確認するため魔物が接近してくる方向を見る



みると地走狼ガイアウルフが3体に、術霊ゴーストが2体だった。地走狼ガイアウルフの特徴は素早く翻弄しながら爪や噛みつきで攻撃してくることで、術霊ゴーストは属性魔術による攻撃だった。



アレイは即座に魔物の攻撃方法を予測すると同じく馬車の中にいる愛に声をかける



「今回は5体だな、その内狼3体とゴーストが2体、いけるか?」


アレイの問いに愛は素早く頷くと、直ぐ様魔物達に対し観察を行う。と言ってもステータスを覗き対策を立てているだけだろうが

アレイは念のため告げる



「大丈夫!任せてくれ!」


そう言い愛は中から出て、アレイに並び挨拶変わりに魔術を発動する


暴風ブレイズアロー!」


愛の前に5つの風の矢が生み出されるのと同時に射出され魔物達に襲い掛かる、だが魔術はゴーストにのみ当たり、ウルフたちは回避する。それを見て愛は舌打ちをするがすぐさま疾走してくるウルフに向け魔術を使用する


炎弾フレイムボルト


次に使用するのは火属性初級下位、炎弾フレイムボルト、この魔術は中空に炎弾を出現させ対象に射出する魔術だが、それもウルフ達に回避される


「なっ!?」


それに愛は驚くがアレイも含め、ロアとプレアは当たり前だと思いながらも口を開く。そもそも俊敏性の高い魔物に対し射出系の魔術、対象に辿り着くまで効果の現れない術を使うのは戦術的に間違っていた。



「この手の魔物は射出系より空間指定系の魔術を使用した方がいいぞ」


「それか、射出系の魔術で行動を誘導し重ねて止めの攻撃を放つべきでしたね」


「まあ、術式を弄って速度特化させた魔術でも良いんだけどな」


上からロア、プレア、アレイの順番で言う、そしてまじかまで迫ってくるウルフ達に対しアレイが魔術を唱える


炎柱サークルボム


迫るウルフ達の足元に術式が出現し即座に火柱がウルフ達を焼きつくす。アレイは周囲に接近する魔物がいないことを確認すると愛に向け言った。



「術式の選択が甘い。それにこれは今後の課題だが戦闘中に驚くのは絶対止めろ。後はお前のユニークスキルは幅広く深く活用できるからその使い方を早く覚えろ。」


「はい……」


少し自信を失ったように返事をする。愛はアレイと模擬戦をして完膚無きまでに敗北し、戦い方を教わるためアレイに弟子入りをしたのだった。







ーーー








王城の中庭にてアレイと愛は対峙していた。と言っても戦闘を行うわけではなく愛がアレイに戦い方を教わろうとしていた。


「お願いです!俺に戦い方を教えて下さい!」


「教えたいのは山々だがな、俺はお前のスキルも知らない。なにより俺の戦い方は真似しない方が良いぞ」


アレイの戦い方、それは遠距離からの一撃必殺か、小技で倒していくか、接近し、物理で攻撃するか、選べる手段が無数に有るため正直何かに特化させた戦闘は苦手だった。


「俺の能力は、万象支配オールプゼットです。能力の説明では属性魔術全ての無詠唱発動です」



アレイは思わぬカミングアウトを受け、少し驚く


「良いのか?教えちゃって。」


「はい!大丈夫です!戦い方教えてほしいんで!あ!あと能力の隠蔽はユニークスキル、妨害ジャミンクがあるからです!」



そんな自らの生命線である能力をベラベラ喋る愛に、アレイは一抹の不安を覚える。どうしようか悩んでいると話を聞いていたヴェル達が言った



「良いんじゃない?弟子を取っても。アレイも冒険者グランゼスタのランクで言えばSクラスはあるだろうしね。それに今から行くのはアトリビアだろ?アトリビアは非戦闘員を受け入れられる程の大国だから首都近辺の魔物で強いのはきちっと間引かれてると思うしね。」



「私も賛成です。どうせ護衛するなら自分で身を守る術を身に付けて頂いた方が楽ですからね。短期であれば良いのですが、長期となれば稽古をつけた方が良いと思いますよ」



「我は師弟関係は解らぬが、負けたから下につくと言うのならば良いのではないか?。主の好きにするのが一番だとは思うが」



3人とも別々の意見を良い、アレイは考える。確かに長期護衛ならある程度の自衛力を身に付けてもらった方が都合が良い。だが戦い方を教えると言うのはどうすれば良いのだろうか?



「まあ、そこの勇者君は気付いて言ってるのかも知れないけど。万象支配オールプゼットだっけ?魔力がある限り全属性全階級階位の魔術を無詠唱で使用できるって言うの。あれで倒せなくて、更に完全に敗北したらそりゃ凄いってなるよ。てゆーか護衛の依頼に追加するからやってよ!」



ヴェルは結局最後は依頼に食い込むと言う手でアレイを納得させる。アレイは最終的に依頼内容の追加となったことで戦い方を愛に教えることになったのだった。




ーーー




アレイはその様子を思いだし、こっそりとため息を吐く。

だか教える事は自分を見つめ直す事も出来るので思ったより

苦労にはなっていないのだが。



馬車の中でアレイはアトリビアまでの道中を確認する。まずルべリオから港町レーベルに行き、そこで海を渡りアトリビアへ。

ウェイズブル大陸以外に行くのは少し興奮するが、理由が護衛では観光もあまりできない。




そんな事を考えながらアレイは馬車の中にて思案する。愛の育成方法も考えなきゃな。道が悪いのかガタガタと鳴る音を聞きながら考えていた。







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