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第三十話 天地裂く一撃

最近二次創作にも挑戦しているのですが…(まだ投稿していない)


…どうしても主人公がハクアさんそのまんまになっちゃう!この手の性格以外の主人公が書けない!!(号泣



☆クラス紹介☆

戦士

みんな大好きオーソドックスな近接職。とにかくバランスが良く、壁役攻撃役何でもござれ。

だが器用貧乏というわけでもなく、特化させても良し、バランスタイプにしても良しと、素晴らしいクラス。

無論弱点もあり、スピードと魔法防御が低い。でもスキルや装備次第で補完可能。

武器もバリエーション豊富で、剣に槍、斧などが得意。

その優秀さから、近接職の多くが戦士と言われている。

30レベルで派生可能な上位職には、攻撃特化で暴れまわる「狂戦士」防御が高く味方を守ることに適した「騎士」などがある。

群がるスケルトンをまとめて吹き飛ばし、一つ目の巨人を一刀両断。戦場を駆ける。


「………こいつらじゃない」


このまま雑魚を吹き飛ばしていくのも良いだろう、でも今まで倒してきたのは小型・中型だけだ。どうせなら大型を倒したい。

そう考え走り抜けていくと、巨大な影が見えた。


「………見つけた」


影の正体は、巨大なゴーレム。紛うこと無き大型エネミーだ。

見た目通り動きは鈍いようなので、先手を取らせてもらう。


「………先手必殺」


相手はゴーレム、勿論物理防御は高いだろう。なので、防御無視の効果を持った技を足に放つ。


「………グランド、クロス…!!」


強く踏み込み、一瞬で足に接近。クロスさせた腕を振りぬき、膝の間接部分に直撃させる。よし、ジャストミート!


『ギギギ…!?』


想定通り、足を一本崩されたゴーレムは体を支えきれず、倒れこむ。同時に私はスキルをチャージしながら飛び上がる。そして重力をありったけ乗せた一撃を、胸の部分の弱点と思われる宝石部分に振り下ろす。


「………チャージインパクトッ…!!」


渾身の一撃は見事直撃、宝石部分が一瞬で砕け散る。同時に、ゴーレムの動きも止まり、崩れていく。


「………ふぅ……っ」


一息ついた所に飛んできた矢を紙一重で躱す。残念ながら、私に不意打ちは下策だ。


「………まだまだ、たくさんいる」


目の前に広がるのは、減る様子の無い敵の海。

どうやらもっと暴れる必要がありそうだ。


「………かかっておいで」


気分が更に高揚していくのを感じながら、また一歩踏み出した。












『グォォォォォ!!!』

「………っ!?」


大規模戦も終盤、戦場に巨大な咆哮が響いた。

そこに現れたのは、巨大な黒い身体に広げた翼を持った…あれは間違いない、竜だ!


「う、うわぁぁぁ!?」

「なんじゃありゃぁぁぁ!?」


その黒竜が真っ黒なブレスを放ち、プレイヤーがいくらか焼き尽くされたのが見えた。

…あれはまずい、どうやらクライマックスのレイドボスのようだ。


「…………」


そうだ、どうせこれが最後なら、思い切ってロマン砲を撃ってみよう。まともに戦ったら、私の耐久じゃ一瞬で黒コゲになる。


思い立ったら即実行、肩の力を抜いてスキルを発動する。


「………リミットブレイクッ…!」


前に手に入れたスキルの一つ、リミットブレイク。防御を捨てて、攻撃性能を大幅に上げるスキルだ。


元々低かった防御が更に薄くなる感覚を感じ…同時に、極端に肥大化した力も感じた。


「…………」


ちょっと待って、まさかこのスキル、「加護のような補助も含めて割合上昇」をしてないだろうか?

割合上昇は、文字通り10%や20%上がるといった効果の事だ。別に正式な呼び名ではないのだが、私は心の中でそう呼んでいる。

普通のゲームより数値が重要になりやすいネトゲでは、割合で上昇するスキルは猛威を振るう事が多々ある。更にそれが強力な助っ人キャラとして与えられた加護ごと上昇しているのだ。何か恐ろしい数値になってるような気がする。


「………もういい」


私は考えるのをやめた。更に上昇を施すように、2本の武器の効果を同時に呼び起こす。


「………出番、目覚めて「グランディア」」


この武器、グランディアの効果の一つ、「一回のみチャージ攻撃のダメージを2倍にする」効果を2本分発動する。2倍の2倍で、4倍。

今まではSTR条件を満たしておらず、厳密に言えば「装備していない」と言ってもおかしくない状態だった。なので、この効果はさっき知ったばかりだ。クールタイムが「24時間」とふざげた長さだが、効果の強力さと比べれば妥当なのだろう。

それに、今使わなければ、再び使えるようになるのはいつになるか分かった物じゃない。


「………チャージインパクト」


そして、チャージを開始する。無論、狙いは最大チャージを弱点に当てる事だ。弱点の場所は分かりやすく、頭にある黒い宝石だろう。

ふふふ、どんなダメージが出るのか楽しみ。


「ん?おい、何かしでかすつもりだぞ!」

「よっしゃ、受け取れぇ!!」

「ひゃっはー助太刀じゃー!!」


私の意図に気付いた周囲が、攻撃力ブースト魔法やら攻撃アップのアイテムやらを使ってくれる。それが更にリミットブレイクやグランディアの効果で増していく。

ちょ、やりすぎ…む?


「………射程圏内?」


黒竜との距離は結構離れているはずだ。なのに、射程圏内の表示が出ていた…なんで?

ええい、どうにでもなれ、もう何も怖くない。激流に身を任せる事にした。


周囲の空気が「ゴゴゴゴゴ」と揺れている。それに耐えながら、大地を踏みしめる。準備完了。

そうだ、どうせなら中二病全開の技名を叫ぶことにしよう。


「………砕け、断界の一撃」


攻撃力を上げ過ぎて、何やら変なエフェクトまでかかっている双巨剣を、同時に振り下ろす!


「………ワールド・エンド!!!!」


その時


天地が割れた











これが私がネット上で「天災ちゃん」と呼ばれる原因の一つとなった事件である。

レイドボス「ぎゃぁぁぁぁ!?」

周囲のエネミー「ぎゃぁぁぁぁ!?」

戦闘エリア「ぎゃぁぁぁぁ!?」

サーバー「ぎゃぁぁぁぁ!?」

運営「」



主人公、やり過ぎたの巻。

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