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二十七話 女神の事情

せっつめいかい!せっつめいかい!!


文が長いので、めんどくさいかもしれませんが…ごめんね(´・ω・`)

『今、この国には前代未聞の危機が訪れています』


女神は語りだす。危機とは、先ほどアナウンスされた大規模戦の事だろう。


『今の冒険者達だけでは、歯が立ちません。勿論、国の兵士も戦いますが…正直、足りるとはお世辞でも言えない状況です』


おそらく、敵の数がよほど多いのだろう。そして、強敵も揃っているに違いない。


『私は力の大部分が魔に奪われており、思い通りに加護を与えられません』


キークエスト「魔の陰謀」とやらで詳しくは分かっているのだろう。だが重要なのはここからだ。


『あなた達には、私の加護を強く受けてもらい、戦場の切り札として動いて欲しいのです』







話もといシステムをまとめると、こうだ。


まず女神は魔に力を奪われており、上手く引き出せない。冒険者全体に加護を与えるなどといった行為は、回数が限られる。

だが、魔物を倒せば力は僅かずつだが戻ってくる。その力を使って、更なる加護を与える…いわば、ポイント消費制のサポートだ。

そして、冒険者の中でも一際目立った能力を持つ者6人には、その女神の加護を強く受けてもらい、防衛戦の切り札として動いて欲しいとのことだ。

だが、常時加護を受ける事も出来ない上に、強い加護を与えるにはまだ力が足りないのだという。


簡単に言うと、ポイント制の加護に私たち…「称号者の召喚」を導入したい、という事だ。


『…無論、拒否権もあります』

「受けるぜ」

『え?』


兄が速攻でOKした。ちょ、速いって…


「だって切り札、いわゆるエースだぜ?そんな貴重で面白そうな体験、見逃してたまるかよ!!」


兄はやはり単純だ。まぁでも、考えはあらかた同じだったりする…さすが兄妹というか。


「………私も、お兄ちゃんと同じ意見」

「ははは、さすが我が妹だ!」

「………痛い」


肩をバンバン叩いてくる。力強いってば。


「ふふ、そうね…中々出来ない経験だもの、私も乗らせてもらうわ、その話」

「し、しょうがないわね!この皆のアイドルみゅるいるちゃんが協力してあげるわ!」

「ま、中々出来ない体験でしょうし…僕も参加しますよ」

「ふぉふぉふぉ、ワシもまだ捨てたものじゃないのう」


どうやら皆も乗り気らしい。何だか楽しくなってきた。


『…ありがとうございます、皆様』

「いいってことよ…さて、詳しいシステムを聞こうか?」









この大規模戦は、特殊マップでの戦闘になる。北西・北・北東の3方向から迫る敵から、2時間城門を守りぬくのが主目的だ。途中参加・脱退は可だ。相当広大なマップのため、指揮官が必要となる。

指揮官は、ギルドランキング上位3つのギルドマスターがなる。つまり3人だ。ギルドマスター不在の時は、サブマスターが代理を務める。ギルドランキング一位「黒銘騎士団」のギルドマスターのクロトが称号者で不在のため、サブマスターが務めることになる。

そして、この指揮官の出来る事は、まず冒険者のいる近くの状況を知る事が出来る。そして、冒険者全員への連絡手段を持つ。そしてもう一つが、冒険者達が集めたポイントを使った「女神の加護」の使用だ。


女神の加護は、主に冒険者全員のHPを回復したり、ステータスを大幅に上げたりと様々だ。その中の一つが、「召喚」だ。

召喚は、ポイントを消費して援軍を呼び出す事が出来る。王国の精鋭兵や騎馬隊、「称号者」などを呼び出すことが出来る。

そして、これが呼び出すために必要なポイント数だ。



義勇兵の増援 5000P

王国兵士の増援 10000P

王国精鋭兵の増援 30000P

騎馬隊の増援 100000P

竜騎士部隊の増援 500000P

「轟雷逆鱗」召喚 1000000P

「血返りの天使」召喚 1000000P

「爆砕の魔術士」召喚 2000000P

「戦場の女神」召喚 3000000P

「漆黒の騎士王」召喚 5000000P

「白き天災」召喚 5000000P


「フハハハ!!俺達が一番高いようだな!!」

「な、なんで私がクロトに負けてるのよ!?訂正を要求するわ!!」

「いや、何で争ってるのよ…」


どうやら称号者には、とびきりの加護とステータスアップをくれるらしい。でも500万って…


「………最悪、呼ばれない。」

「…ハッ!?」

「ふぉふぉふぉ」


そう、「戦闘は数だよ兄さん」という名言もあるくらいだ。数を優先して称号者、特に500万も使う私と兄は呼ばれない可能性がある。


「だ、大丈夫だ、きっと全員呼ばれるさ!だって見ろよこの数値、形勢逆転のチャンスだろう!」

「だが、召喚以外にもポイントの使い道はあるからな」

「うっ…」


そこは信じて待つしかないだろう。速攻で受けたのはこっちだし。


「………切り札らしく、どんと構えておく」

「そ、そうだな!」


こうして、私たちは大規模戦ではただの戦闘員としてではなく、切り札として動くことになったのであった。


『では皆様、お願いします』

「おうよ、泥船に乗ったつもりで安心してな!」

「………お兄ちゃん、それ沈む」


…大丈夫かなぁ。

なんと、まさかの召喚エースとしての参戦!


皆が集めたポイントをごっそり減らすハクアとクロトは、果たして呼ばれるのか…!?


…義勇兵1000回呼べちゃうもんね、来ないかもね(ぇ

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