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第二話 キャラクターメイキング

…ふと気が付くと、真っ黒な空間に居た。

自分がここにいるのにいない、不思議な気分。


「……………ごろーん」


しばらくごろごろ(気分)しながら待っていると、目の前に色々な選択画面が現れた。


【キャラクター名を設定してください】


…なるほど、これから色々選択して自キャラを作り上げるんだ。

名前は決めてある、「ハクア」だ。

リアルから普通に持ってきたのだが…自分は白が好きなので、この名前は結構気に入っている。


【種族を選択してください】


見る限り、王道な種族は一通り揃っている。ヒューマンにエルフ、ドワーフなどなど…無論ランダムも出来る、一回やったら確定しちゃうけども。


ちなみに今の所リアルの性別と違うキャラを作る事は出来ないらしい。実際の女性よりネカマの方が可愛いんだよね…ぐぬぬ。


「………よし、ランダムで」


こういうのはよくレア種族とかあったりするし、もしかしたら当たるかも!?

そう思い、ランダムを選択する。


ドキドキ…


ドキドキ…


ドキd…………ヒューマン。


ヒューマン

STR:5 VIT:5 DEX:6 AGI:5 INT:5 LUK:7


「………………」


………ふ、普通だぁー!?ネタにもならないよ!?


目の前にいつもの自分が表示される…ま、まぁこれも神様の思し召し、受け入れるとしよう。


えーと次は容姿変更…体格や顔などを変更出来るらしい。

…うん、まぁ髪と目の色だけ変えよう。髪は白、目は蒼を選択する。


そして出来た人物は真っ白な髪を腰辺りまで伸ばした、蒼い瞳の…若干ロリな少女だ。


………うん、がっかりしながらも変えないのは、自分の体型がそこまで嫌いじゃないからだろう。子ども扱いされるのは嫌だが、ここはあまりこだわらない。決定。


【スキルを5つ選択してください】


ここで軽くこのゲームのシステムについて説明しよう。

クラス…職業と言うべきかな。それは自分の入手スキルや行動傾向、戦闘方法などで自動的に「入手」されるのだ。近くでなぐり合ってれば戦士、魔法を使えば魔法使い、回復魔法を多用すれば僧侶が入手できる、といった感じだ。

一度入手したクラスは、街中などのセーフゾーン(安全地帯)でなら何度でも変更可能らしい。

そしてクラスごとにレベルが設定されており、上げて行けばそのクラスに見合ったスキルを入手したり、ステータスに補正がかかったりする。

…いずれサブクラス何かも出てきそうだ。


まぁつまり、ここでの入手スキル決定は職業決定と同意ということだ。


「………何があるかな…うわ」


スキル一覧を見ると…すごい数だった。

初期入手可能でもこんなにあるんだ…さすが王道を大量にぶちこんだだけのことはある。


…まぁ、正直手に入れるスキルの傾向はあらかた決めてある。


「………これとこれ、あとこれに…」


【選択スキル】

ウェポンマスタリー:長剣L1 武器鍛冶L1 キックL1 ノーシールド 索敵L1


横にあるL1とかは、スキルレベルだ。使えば使うほどレベルが上がっていく。初期スキルはほとんどパッシブ(常時発動)スキルだが、アクティブ(任意発動)スキルも存在する。こちらは基本的にレベルはない。

スキルの入手法は特定の行動をくりかえしたり、報酬でもらえたり、購入したりとさまざまで、上限は無い。中にはユニーク(固有)スキルとかもあるらしいが…遠い話であろう。


まず自分の予定している戦闘方法だが…片手直剣だ、しかも盾無しの。

だってカッコいいじゃん!中二病だよ悪い!?


…こほん、そしてウェポンマスタリーとは、単純にその武器を装備している時のダメージにボーナスが付いたり、レベルが上がればそれに対応したスキルが入手出来るスキルだ。でも別の装備を使おうと思えば使える。使い続ければたぶんその武器のマスタリーが手に入るし。


あと、剣を持ってる限りパンチはやりにくい…ということでキックを取っている。なくても出来そうだけど、ダメージボーナスとか付いて便利そうだ。


武器鍛冶は…やってみたかったのだ。自分で手に入れたアイテムで相棒の武器を作っていくとか胸熱。


ノーシールドは、名前通りシールドが装備できなくなる。代わりにステータスにボーナスが付く。両手武器を使っている人がよく取りそうだが…あとこれにはレベルがない。


あと索敵は、どっちかというと盗賊とか弓士とかの仕事だろうけど…自分はしばらくソロでやっていく予定なのだ。あった方が良い。


…というわけでこういうスキルを入手した。アンバランスかもしれないけど問題ない、レベルを上げて行けば装備可能スキルも増えるのだ。どうとでもなる。


「………決定」


【キャラクターメイキングを終了します、ようこそ、もう一つの世界「エルディナール」へ!存分にお楽しみください!】


どうやらこれで選択事項も終わりのようだ。ついに始まる、私の冒険が。


「………うん、楽しみ」


そう呟き、視界と意識が切り替わるのをわくわくしながら待ったのであった。


とりあえずここまで連投…見切り発車だけど、頑張って進めます!

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