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第十三話 助っ人要請

「頼む、助けてくれ!」


現在、アクトに凄い勢いで頭を下げられている。

…いや、何をさ。


「………いきなり何」

「っと、すまん、説明してなかった…強い助っ人が必要なんだ」


というわけで、説明される。回想へGO






――回想――


俺、アクトは大抵フレンドとパーティーを組んで冒険をする。ソロはあまりしない。

中でも多い面子は、タンクを担当する戦士の俺、炎属性が得意な魔法使いのシャルロッテ(皆シャロって呼んでいる)、隠密と警戒行動を担当する短剣二刀流の盗賊の御影みかげ、完全支援型の神官のミリアの4人パーティーだ。ちなみにパーティーの基本的な最大人数は6人だ。


自分以外の3人は女性というちょっと肩身の狭いパーティーなのだが…皆結構個性的なのだ。


シャロは高飛車、御影は戦闘狂、ミリアは極度の人見知りという何とも変な面子だ。


とまぁ今日もこの面子で東の森を探索していたのだが、そこで会った別のパーティー…というかギルドに、シャロが勧誘されたのだ。しかも攻略組のトップレベルのギルド「黒銘騎士団」のギルドマスター直々に、だ。


シャロは言ってしまえばすごく強い。攻略組に居ても問題ないレベルなのだ。でもシャロは、俺達が今まで一緒に冒険してきた仲間だ、手放したくない。

シャロもこっちにいたいと言ってくれたのだが、相手は相当熱心に説得してきた。それで熱くなって口論になり、決まったのが…PVPによる決着だった。






――回想終わり――


「………アクトって、馬鹿?」

「う、うるさい!これでも反省してるんだ!」


何という事でしょう。この大馬鹿者は、ビッグネームのギルド…しかもトップランカーレベルに喧嘩を売ったのだ。勝てるわけがないでしょうに…


「………で、私にすがってきたと」

「た、頼むよ!」


ルールを聞くと、相手はギルドマスターともう二人。こっちは1パーティーで挑むようだ。一応ハンデは付けてもらっているが…勝率は微妙だろう。

パーティーの最大人数は6人、アクトのパーティーは4人…それで、私に補充員として入って欲しいそうだ。もう一人は既に声をかけているらしい。フィーという名前の弓使いだそうだ。


にしても、黒銘騎士団、確かギルドマスターの名前は…


「………いいよ」

「ほ、ほんとうか!?ありがとうな!!」


OKを出すと、よほど嬉しかったのかこっちの手を掴んで上下にブンブン振り回してきた。ちょ、ちょっと痛い。でも…


「………PVP初めてだけど、大丈夫?」

「あっ…あ、あぁ大丈夫だ!エネミー相手にあれだけ立ち回れるんだし、大丈夫!」


何だか顔が青くなってる…まさかこいつも初めてとか言わないだろうね。


「………じぃー」

「か、考えてませんでしたぁぁぁ!!!」


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