第九話 鍛冶
この国にはトップランカーを先頭に、既に色々なプレイヤーが来ている。無論、生産職の人もだ。
中には、あの時苦労して倒したゴールドホースの素材もあった。どうやら魔法にも強いらしく、行動はワンパターンなものの、どのパーティーも苦戦したようだ。
そして、周りを冷かしていると…気になる剣を見つけた。
ロングソード+ 攻撃力14
今の初期装備が攻撃力4なので、かなり高めだ。…+と付いている事から、もしかして武器は強化可能なのだろうか。
ちなみにロングソードのレシピは知っている。初期作成可能だからだ。
ロングソードの素材を適当に買い、今回は鍛冶に挑戦する事にした。
というわけで、現在公用の鍛冶場に来ている。
自前の鍛冶用具セットは先ほど買ってきた。これでようやく鍛冶が出来る!
「………使い方は」
えーっと、道具を装備して素材アイテムを選択して…
―少女鍛錬中―
ロングソード 攻撃力13
「………成功、かな」
どうやら成功したようだ。あの時見た+は、おそらく強化したという印だろう。
…この調子で強化もしてみよう。
材料は…始まりの草原で手に入れた魔狼の牙でも突っ込んでみよう。
あれもこれも突っ込んで…
―少女強化中―
ロングソード+ 攻撃力14
うむ、結構売ってなかった素材を突っ込みまくった。ほぼ残ってないけど後悔はしていない。失敗しまくったのは、鍛冶レベルと素材の希少価値な気がする。
装備して振ってみて、使い心地を確かめる…うむ、初期装備より断然使いやすい。重くなったけど、STRも上げてるから問題ない。攻撃力が大分上がったのが嬉しい。
「………ん、問題ない」
本当は専門職の人が作った方が強いんだろうけど、まだ必要ないだろう。そんなにお金も貯まっていない。
「………試し斬り、してこよう」
新エリアついでに新しい相棒の試し斬りだ。そう思い、ご機嫌に外に飛び出したのであった。
先に言っておきます。この鍛冶スキル、後々腐ります。期待している方はごめんなさい。
ロマンを追って全部成功なんて、世間はそんなに甘くないのよ!




