第八話 ギルド勧誘
「さて、話なのだけど…うちのギルドに入らない?」
「………」
今、先ほどの金髪女性に連れられて王国内の喫茶店にいる。なんとこの場所、プレイヤー運営らしい。速い人は速いなぁ、もう自分の店を持っているとか…
「あっと、自己紹介がまだだったわね…私はミドナ。ギルド「戦乙女」に所属しているわ」
「………ハクア、です」
この人が悪い人とは思っていない。勘によると良い人のようだ。
たかが勘、と思うかもしれないが、自分はこの勘を最優先に動いている。悪い方に転がった事がないからだ。
「あら、ギルド名聞いても反応が薄いわね…結構有名だと思ったのだけど」
「………世間に疎いですから」
そう、自分には今だフレンドすらいないのだ…情報なんて風の噂くらいしか持っていない。
「そう、なら教えるわね…ギルド「戦乙女」は、少数精鋭の女性限定ギルドよ。利点はさっきのような変な連中がいないことね。」
ふむふむ…ん、少数精鋭?
「………何で私?」
そう、そんなギルドなら先ほど会ったばかりの人を誘うとは思えない。
「そうね…強いて言うなら勘かしら?一目見た時、あなたは善人で実力者だと感じたのよ」
そっか、勘なら仕方ない。善人で実力者と言ってくれるのも嬉しいが…余り気が進まない。
「………お断りします」
「…そう、無理に誘うつもりもないわ」
あれ、簡単に引き下がってくれた。やっぱりブラックな人じゃないようだ。
「その代り…暇な時にでもご一緒しましょ?」
「………はい」
それは願ったりかなったりだ。この人は強そうだし、あちらから誘ってくれるのはありがたい。
「ふふ、せっかくだし少しお話していきましょうか」
やっぱり良い人だった。この後少し雑談してゆっくりした後に別れた。どんな出会いがあるか分からないのもオンラインゲームのいいところだ…欠点でもあるけども。
「…あら私としたことが、フレンド申請を忘れていたわ。まぁいつか会えるでしょう、ふふふ。」
まさかのフレンド入手ならず。ぼっちを脱出する日は来るのか!?




