第七話 新たな街 グランセル王国
急展開が続くのは、作者の力量不足です…あれ、同じよう事を最近言ったような?
さて、やってきましたグランセル王国。色んな建物が立ち並ぶ、まさに王国の城下町といった風景だ。(実際そうだけど)
ここからがこのゲームの本番と言っていいだろう。
結構こちらに来たプレイヤーが多いのか、活気に満ちている。
「いらっしゃい、良質な武器防具揃えてるよ!」
「どなたかパーティー組みませんかー?」
「ギルド「天元突破」は人員募集中!」
色んな声が混じって聞こえる。…こういう場所は嫌いじゃないけど、変なのがたまにいるから好きでもない。
「ねぇ君、良かったらパーティー組まない?」
…今近寄ってきているチャラい人のような。
「……………」
「ありゃ?君だよ君、ソロみたいだし一緒にパーティー組もうぜ?」
こういうのにホイホイ付いていくとろくな事にならない。かといって無視したら逆上する可能性がある。面倒事は避けたいけど…
そうして悩んでいた所に救いの手が差し延伸ばされた。
「そこのあなた達…一体何をしているのかしら?」
そう呼びかけてきた人は…金髪でむちむちばいーんなエルフの女性だった。耳がとがっているので分かりやすい。
「あ?何だおま…あ、あんたは!」
「あら、私を知ってるのね…分かってるなら去りなさい」
「……わ、わかったよ、じゃあな」
随分大人しくチャラ男が去って行った…この人何者だろう。
何はともあれ助かった、お礼を言っておこう。
「………ありがとうございます」
「ふふ、いいのよ…代わりと言ってはなんだけど、ちょっと良いかしら?」
…また別の事に巻き込まれた気もするけども。




