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私の手のひらにあるもの

作者: ヤミヤ

辛くなると思い出す。

いつも人前では笑って、裏で泣いていた君を。

悲しくなると思い出す。

いつも前向きな言葉を掛けてくれた君を。

嬉しいと思い出す。

いつも優しい言葉を掛けてくれた君を。

幸せだと思い出す。

いつもにこにこしていた君を。

でも、思い出せない。

君が最後に言った言葉が思い出せない。

ねぇ、私にあなたは何をいってくれたのかな。

どうして、生きているとこんなに後悔ばかりなのかな。

必死に生きて生きてなんでこんなに失ってばかりなのかな。

なんで私の手はこんなにも失ってばかりなのだろう。

何故何もつかめないのだろう。


そう考えていると誰がいった言葉なのかもう思い出せないけど。

失ってしまった数を数えるのではなくて、今持っている幸せの数を数えなさいという言葉が頭に浮かぶ。

すごく優しくて残酷な言葉。

前向きに生きていかなければと思える言葉。

私の手を見て手の上にあるものを数えてみる。

まだあったよ。他人からみれば大したものじゃないかもしれないけど。まだあったよ。


君への大切な想いがまだあったよ。



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― 新着の感想 ―
[良い点] こんにちは。 悲しい思い出があるので、それと重ね合わせてしまい泣きそうになりました。悲しい事を思い出してまたつらいんですが、楽しい事も忘れてたという事も思い出しました。 思い出した事で、ま…
[一言]  ジャンルはその他になっていましたが、何だか詩のような作品でした。  一体君は何者なのか、そして今君は何処でどうしているのか。想像が膨らみます。  素敵な作品を有難う御座いました。
2014/06/29 00:37 退会済み
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