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詩全集

until it melts

作者: 那須茄子

ひんやりと凍える夢を見ていた

薄暗い彼方から一粒の白

手を広げて触れてみる

確かにそれは

か弱い雪粉だった


夢もいつの間にか

ちりぢりになって

悲しそうに囁く


時折何かが胸を透かす


それだけで

私は張り裂けそうな

苦痛を強いられる


端々の余韻に浸りたい思いも


なかったことに

白く塗り潰すんだね


ひんやりと凍える夢を見ていた

薄暗い彼方から一粒の白

手を広げて触れてみる

確かにそれは

か弱い雪粉だった


掌閉じれば

儚く消えるから


せめて

温かくなるまでは

端々の余韻に浸りたい







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