until it melts
ひんやりと凍える夢を見ていた
薄暗い彼方から一粒の白
手を広げて触れてみる
確かにそれは
か弱い雪粉だった
夢もいつの間にか
ちりぢりになって
悲しそうに囁く
時折何かが胸を透かす
それだけで
私は張り裂けそうな
苦痛を強いられる
端々の余韻に浸りたい思いも
なかったことに
白く塗り潰すんだね
ひんやりと凍える夢を見ていた
薄暗い彼方から一粒の白
手を広げて触れてみる
確かにそれは
か弱い雪粉だった
掌閉じれば
儚く消えるから
せめて
温かくなるまでは
端々の余韻に浸りたい