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笑劇の鼓笛隊長! ‐The impact of smiles.‐  作者: 羽波紙ごろり
君のことが大好きだよ
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上機嫌で笑顔を振り撒きながら

「さて、皆を集めないと」


 王女の話だと、もう皆は研究施設から出ているはずだ。皆を集めて、王女のパーティーに招待しなければならない。早いとこ集めないと――王女を怒らせたら麻婆豆腐の辛さが増してしまう気がする。急げ、急げ。


「おーいアコ」


 商店街に着くと、買い物をしているアコに出会った。


「あ、チョージ! やっと退院したのね?」

「うん。心配かけてごめん」


 アコが持つ重そうな荷物を、いくつか取り上げる。


「ありがと、チョージ」

「アコはいつも頑張り屋さんだね」

「姉妹のまとめ役として、当然よ!」


 商店街を歩きながらアコに王女の提案を伝える。


「というわけなんだ。ぜひアコにもパーティーに参加してほしい」

「パーティー⁉」


 アコは目を輝かせ、嬉しそうな声で叫ぶ。


「パーティーということは可愛いドレスをいっぱい着ることができるのね⁉」

「まあドレスは着られるだろうけど、いっぱいかどうかは――」

「楽しみね! どんなドレスを着ようかしら」


 頑張り屋で姉妹のまとめ役であるアコだって女の子だ。可愛いドレスに興味があってもおかしくない。


「チョージ! ちゃんと私のこと、エスコートしてよね!」

「もちろんだよ、お姫様」


 その後アコは上機嫌で笑顔を振り撒きながら、僕と一緒にパン屋へ戻った。


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