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ハリガネベイスボウラーズ!  作者: 椎家 友妻
第八話 始まりのゲームセット
96/99

1 元オリックスの中嶋選手の言葉

昔、あるプロ野球のキャッチャーが、こんな事を言った。


 『迷ったらストレート』


 ピッチャーというものは、どんなタイプにしても、

一番基本となるのはやはりストレートで、

どんな球を投げても打たれそうな絶体絶命の時は、

少々甘いコースに行っても、渾身のストレートを投げさせた方がいい。

 と、いう風に俺はこの言葉を解釈していて、

これを基本に、今まで投手をリードしてきた。

しかし、今日の碇、正確に言うと、

この試合の六回途中からの碇に関しては、俺は次の考えで碇をリードした。


 『迷わずにストレート』


 碇本人がそう望んだとういう事もあるけど、

今日の碇は、本当にストレートだけでよかった。

他の球を投げる必要は、なかった。

六回裏のピンチを三者三振で切り抜けた碇は、

七回と八回も、全てストレートの三者三振でアウトを取った。

そして迎えた九回裏。

スコアは四対三で俺達張高が一点リードし、

この回もツーアウトをいずれも三球三振で取り、

残る最後のバッターも、ストレート二球でツーナッシングと追い込んだ。

ウチの勝利まで後一球。



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