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ハリガネベイスボウラーズ!  作者: 椎家 友妻
第五話 決戦!矢沙暮高校!前半戦
73/99

5 張高ナインの守備位置

 「どぉうりゃいっ!」

 一回の裏、俺達張高ナインが守備に散る。

ライトに市長の息子の山下先輩。

センターにはセンターの中のセンター扇多阿太郎先輩。

レフトに向井先輩。

ショートはキャプテン。

サードはヒョロヒョロやけど根性のある手古山先輩。

セカンドには野球ゲームのスペシャリストの赤島先輩。

ファーストはヤ○ザ丸出しの千田先輩。

そしてキャッチャーはこの俺。

最後にピッチャー松山碇。

これが張高の守備陣。

 正直言うて守備に関しては、ショートのキャプテン、

レフトの向井先輩以外は、穴やと言うても過言ではない。

多少のエラーは覚悟の上で、いかに失点を少なくするかが鍵や。

一番確実なのは、碇が本来の剛速球を投げてくれたら、

相手バッターは恐らくかすりもせんのやろうけど、

今、投球練習で碇の球を受けている限りでは、その剛速球には程遠いスピード。

やっぱり心のどこかで、全力投球する事を怖がっている様に見える。

まあでも、力を抑えて投げる分、コントロールはかなり安定しているので、

配球の組み立てはやり易いと思う。

碇の持ち球は、ストレート、カーブ、シュート、フォークの四種類。

これらの球種を組み合わせ、

いかに去年の大会ベスト8の矢沙暮打線を抑えるか。

俺の腕の見せ所やな。



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