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ハリガネベイスボウラーズ!  作者: 椎家 友妻
第四話 エース復活?
58/99

3 好きな漫画はマ○レードボーイと○近所物語

 「オドレが松山碇やな?」

 「は、はいっ!そうです!」

 震え上がりながら碇がそう答えると、

千田先輩はゆっくりとそちらへ歩み寄って行き、

碇の前の席にドカッと横向きに腰掛けて足を組んだ。

そして千田先輩は怖い顔から一転して優しい顔になり、

(それはそれで怖いが)

碇の肩をポンポン叩きながらこう言った。

 「そないに怖がらんでもええがな。

俺らは君にちょっと話があるさかいに、ここに来ただけなんやから」

 「は、はぁ………………」

 若干落ち着いた様子で頷く碇。

成程、まずは相手の警戒心を少しでも(やわ)らげる事から始めるんやな。

それやったら最初にあんなにビビらす必要もない気がするけど。

 まあそれはともかく、千田先輩は親しみを込めた口調で続けた。

 「俺は野球部で二年の千田銅次郎。

好きな漫画は『マ○レードボーイ』と『○近所物語』や。よろしく」

 あんさん少女マンガが好きなんでっか⁉

と俺はよっぽどツッコミたかったが、

碇はその事については何も言わず、目を丸くしてこう言った。



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