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ハリガネベイスボウラーズ!  作者: 椎家 友妻
第一話 ゼロからのプレーボール
3/99

1 今年の入場行進曲は祭り囃子

 目が開けられない程に(まぶ)しく、

体が溶けそうになるくらい暑い太陽が輝く朝やった。

 ここは、日本の高校球児全てにとっての聖地、甲子園。

これからここで行われる、全国高校野球大会の出場チームの一員として、

俺は今まさに、入場しようとしていた。

俺の所属する府立張金高校のユニフォームを身にまとい、

その胸元には、『HARIGANE(ハリガネ)』のアルファベットが刻まれている。

しかしよく見るとそのアルファベットは『HRISEN(はりせん)』となっとるけど、

これは恐らくユニフォーム屋さんのケアレスミスやと思うので、

後で直してもらおう。

 そうこうしているうちに、選手入場の時がきた。

応援席のブラスバンドの人達が、盛大に入場行進の演奏を始める。

 ♪ピ~ヒャラピ~ヒャラピ~ヒャララ~♪

 ♪ドンドコドンドコドンドコドン♪

 ♪ベベンベンベンベケベンベンベン♪

 どうやら今年の高校野球のテーマは祭り囃子の様やった。

何かこれから天神祭りでもはじまりそうな勢いやけど、

大会運営の人で、ごっつい祭り好きの人がおるのかも知れへん。

 さて、選手入場も終わり、いよいよ選手宣誓(せんせい)が始まろうとしていた。



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