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ハリガネベイスボウラーズ!  作者: 椎家 友妻
第二話 甲子園への道
28/99

12 張高ナインの実力

 てな訳で、俺がノックをした所、

この中でわりかし守備がうまかったのは、

ショートのキャプテンとレフトの向井先輩やった。

キャプテンはその役に恥じない機敏な動きで打球を処理し、

一塁への送球も鋭くて安定していた。

一方の向井先輩も、元々センスがあるのかして、

フライの追い方や返球の動作に無駄がなく、

外野手としては十分合格点の動きをしていた。

この二人に限っては、

他のそこそこ強い学校でもレギュラーを張れるんやないやろうか。

この高校に()るのが不思議なくらいや(俺もやけど)。

 が、それ以外の方々は、百連敗したチームのメンバーだけあって、

守備の方はグダグダやった。

ゴロを捕らせたらトンネルやお手玉。

フライを捕らせたらヘディングか落球。

送球させたら暴投といった具合に、目を(おお)いたくなるものやった。

ちなみに今朝この部を辞めていったあのお二人は

ピッチャーとキャッチャーやったらしいけど、

あの人らはこのお粗末な守備に嫌気がさして辞めていったのかも知れん。

そう思わされる程にひどいモンやった。

しかしこれを克服するにはひたすら練習あるのみ。

正直今年の夏の大会までにまともなチームにするのは無理かも知れん

(というか、絶対無理)

けど、とにかく何とか頑張るしかない。



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