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Polaris  作者: 目榎粒子
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 一週間経っていなかったけれど、電話をかけた。一回目は拒否された。数時間おいてもう一度かけたら、長い長い「きらきらぼし』のあとで長谷川さんに繋がった。そういえば好きです、あなたのことが好きです。いまさらなあに? って長谷川さんがわらった。最近忙しくてさ、でもまた今度、つぎは恐竜やってるときにでも博物館行こうよ。わかりました、とおれは答える。優弥くんはどの恐竜が好きなの? って聞かれて、おれはトリケラトプスの名前を言った。それぐらいしか恐竜の名前を知らなかった、ポラリスのときとまったく同じだ。長谷川さんは、長ったらしいふしぎな名前をあげて、好きなんだよなあこの恐竜、と言った。おれは恐竜の図鑑をネットで注文した。すべてのページをちゃんと読んで、長谷川さんの好きな恐竜の名前も覚える。




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