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『 』
プルルルルルッ。プツッ。
「私です。隊の撤収は完了しました。…ええ。データは全て回収、残存部分は物理的破壊及び対象は始末しました。はい。そちらについても問題ありません。改修後すぐさま修復作業に掛かります。さほど時間も掛からないかと。『G・B』には廃棄処分の工作済みです。…畏まりました。(NO.3)の修復完了次第帰還します。では、後程」
受話器を置く。
「フフッ。手土産としては上々かしら」
目の前にある、人一人が収まるほどの大きさのカプセル。揺らめく液体の中には一条が漂っていた。
「『G・B』も間も無く消える。所詮は…」
言い掛けて、口を結ぶ。代わりに口の端を吊り上げた。
カツ、カツ、カツ…。
音もなく扉を開けると、鳴神はその先の闇へと溶ける。
後に残されたカプセルは、不気味な光を照らしていた。
…To be continued.




