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遠い と 近い  作者:
8/15

理解不能

何言っちゃってんのよ。こいつは。


「灯の事何も知らないくせに」

私は突き放したように言った.





「じゃあお前は何を知ってるの?」

「会って何日も経ってないやつの何を知ってるの?」

真面目な顔をしてゆうきがこちらを伺っている.






何も知らない.




一目見た時に恋に落ちた...?




それは本当に恋なの...?




私にとって灯は一体何...?




もう私は私が分からなくなっていた.



何を私は考えているんだろう.



灯...灯...灯...灯......



今日は誰とも話す気にはならなかった.


「ごめん寝るから出ていって.おやすみ」

そう言って私はベッドに入った.

疲れが溜まっていたのか私はすぐに眠りについた.


一切夢を見なかったのも疲れのせいなのだろうか.



それとも頭が機能していなかったのか.



“一体私はなにがしたいのだろう”

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