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遠い と 近い  作者:
5/15

運命

私は少し考えた.

遠距離恋愛中であるということを.



でも、遠距離中のアイツが帰ってくるのは

半年に1回. バレないか.

でも世間的に言うとこれは二股ってやつだ.


すると

「付き合うのは早いかな??」

「なんかあるの??」

と灯が聞いてくる.


すべて話そうと決めた.


「時間ある?今日」

「あるよ」


こんな街中で話す話ではないと思い

近くにあったファーストフード店に入った.


「改まって笑話って何?????」

灯が優しく私に微笑む.


「ごめんね. 私実は今遠距離恋愛してるの.

灯のこと一目見た時から好きになりそうだって.

この人に好きって言ってもらえたら

どんなに幸せなんだろうって.」

滅多に泣かない私.涙が止まらない.


「泣かないで.悩ませてごめん.でも好きなんだよ星が.こんな事言うとダメだけどさ...」


「お前誰だよ星泣かせてるそこの男.」

久しぶりにコイツの声を聞いた.

私の遠距離彼氏杉原ゆうきだ.


“まじかよ”

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