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遠い と 近い  作者:
4/15

繋がる

そして2人になって街を歩く.


「「あのさ」」

気まずくなって少し俯く.

すると

「俺から先に喋らせてくんね?」

マンガだったらドラマだったら

どうぞどうぞなんて譲り合うのになぁなんて

淡い妄想を膨らませつつ

「どーぞ」

と言う.





「俺さ星のこと好きなんだけど」




沈黙.




「いやいや!違う!!会ったばっかの奴にこんなこと言われて気持ち悪いかもしんないけどさ!!さっきカフェ入ってきた時から可愛いなぁって思ってたら蓬生の彼女の蒼依ちゃんの友だ...」


「私も.灯好きだよ.」

被せ気味に私も言う.



灯は驚いてこっちを見つめている.




「付き合ってください」




“なんて返事をしようかな”



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