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詩*日常から*

水滴

作者: a i o

ねぇ

こうやって

グラスに伝う水滴を見つめ

焦点を合わせれば

ぼやけていく白い壁紙


はりつめた(しずく)

ゆるゆるとするすると

滑るあと

何ともなしに時は流れて

それでいて永遠めいてる

見つめている

貫かない透明

深く眠るような

でもどこか冴えた心地で


遮断された世界と

ただ見つめつづける

それだけを目的として

生きているように


その馬鹿馬鹿しさは

馴染み深いもので

わたしを苦しめることなく

通りすぎて行くけれど



皮膚と皮膚の静かな触れあい

シルエットの眠る部屋で

息遣いにだけ

すべてを研ぎ澄ませれば

ねぇ

いつの間にか

あの伝う水滴を思い出してる



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― 新着の感想 ―
[良い点] 良いです。何時だって饒舌に語りだす事象に耳を澄ませて。
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