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魔法騎士の花嫁  作者: 青木りよこ
12/22

シオンとナギ 6

コーヒーとケーキにしては長居しすぎたので、会計の時にレジの横にあった焼き菓子の詰め合わせを買った。


「お帰りなさい、お兄様」


家に帰るとナギが来ていてキッチンのテーブルに宿題を広げていた。

買ってきた菓子の入った紙袋を渡すと、嬉しそうに笑った。

紙袋はナギが持つと少し大きく見えた。


「開けてもいいですか」


「ああ」


「お兄様、こんなに沢山二人で食べるんですか?」


「食べきれなかったら持って帰ればいい」


「そうですね」


数学の宿題をみてやり、終わるとお茶をナギが淹れたので、二人で買ってきた菓子を食いお茶を飲んだ。

俺はソファに移動し、ナギに隣に座るよう促した。


「ナギ、お前に話しておくことがある」


「はい」


俺は自分の手を見ていた。

だからナギがどんな表情をしていたのかはわからないが、ナギは恐らく俺をずっと見ていた。


「お前の父親のことだ」


「知っています。悪魔なんですよね」


「誰に聞いた?」


「お母さんに」


「会ったのか?」


「はい」


「いつ?」


「一週間くらい前に」


「そうか」


「だから全部知っています」


「全部」


「はい」


「そうか、全部」


「知っています。だからお兄様」


俺はナギを見た。

隣にいる女が本当に自分の知っているナギなのか確認するために。


「バハムートが来たら、私のことちゃんと食べさせてくださいね」










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