表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
影の盗賊(シャドウ・シーフ)  作者: A-LIGHT(I lie)


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

87/354

第二部 第37話 仮面の審判

砂漠の風が鋭く舞い、アルトたちの影を揺らす。

黒い影――ヴェイルは無言のまま、まるで空気そのものを切るようにアルトたちに近づく。


「……本当に、ただの人間か?」

セシリアが低く呟く。


ファントムは鋭く目を光らせ、闇の中で微かな手の動きを読み取った。

「……人間じゃない。何か……異質な力をまとっている。」


ヴェイルは一瞬の静止の後、掌から闇の槍を生み出した。

それはまるで夜空を裂く稲妻のように、砂を蹴散らしながら飛んでくる。


アルトは素早く身を翻し、欠片を握った手で槍を受け流す。

「なるほど、こいつ……ただの傭兵じゃないな。」


戦いは瞬く間に激化する。

ヴェイルの攻撃は鋭く、異次元の力を帯びている。

ファントムは影のように動き、アルトの背後をカバーする。

「アルト……貴方だけじゃ、間に合わない。」


アルトは頷き、欠片を胸に押し当てた。

「分かってる……力を引き出すしかない。」


その瞬間、ルナの涙の欠片が強く輝き、アルトの体を包む光の渦となった。

闇と光の間で、アルトの目に決意が宿る。

「……さあ、残火を見せてやる!」


ファントムは微かに笑みを浮かべ、冷静に観察する。

「……アルト、その力……ただの光じゃない。契約の力を使えるのね。」


ヴェイルは仮面の奥で微笑むように見えた。

「なるほど……選ばれし者よ、確かに力はある。だが試練はこれからだ。」


アルトの周囲に光の刃が展開し、砂漠に虹色の反射を描く。

闇と光が交錯する戦場で、三者の力がぶつかり合う――。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ