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影の盗賊(シャドウ・シーフ)  作者: A-LIGHT(I lie)


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552/612

第410話 「最後の予告状」

平和。


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 久しぶりの静かな朝。


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# ◆アルト


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 屋根の上。


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 コーヒーを片手に、


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 空を見上げる。


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◆小さく


「暇だな」


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# ◆ゼロ


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「珍しい台詞だな」


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# ◆暁


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 隣でパンを食べている。


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◆笑顔


『平和!』


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# ◆クロ


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『異常なし!』


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# ◆セラ


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『事件なし!』


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# ◆黄昏


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◆小さく


『退屈です』


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# ◆全員


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「お前が言うのか」


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# ◆笑い声


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 穏やかな時間。


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 その時。


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# ◆一枚のカード


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 空から、


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 ひらひらと落ちてくる。


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# ◆アルト


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「?」


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 黒いカード。


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 見覚えのある質感。


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# ◆ゼロ


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「予告状?」


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# ◆ノワール


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 笑顔が消える。


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◆小さく


『まさか』


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# ◆アルト


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 カードを開く。


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# ◆予告状


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『予告』


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『怪盗アルト』


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『今宵』


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『あなたをいただく』


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『怪盗アルト』


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# ◆静寂


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# ◆クロ


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『は?』


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# ◆セラ


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『え?』


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# ◆暁


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『お兄ちゃん!?』


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# ◆ゼロ


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「自作自演か?」


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# ◆アルト


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「書いてねぇ」


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# ◆ノワール


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 静かに目を閉じる。


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◆小さく


『ついに来ましたか』


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# ◆アルト


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「知ってんのか?」


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# ◆ノワール


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◆一言


『ええ』


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◆続き


『最後の怪盗』


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◆小さく


『そして』


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◆一言


『最初の怪盗』


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# ◆全員


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「?」


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# ◆ノワール


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◆続き


『全ての怪盗の終着点』


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◆小さく


『"インフィニティ"』


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# ◆空間


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 音もなく裂ける。


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 現れたのは、


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 一人の男。


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 黒いシルクハット。


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 黒いマント。


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 銀色の瞳。


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 そして。


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 アルトと同じ笑み。


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# ◆男


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◆笑う


「やあ」


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◆続き


「俺」


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# ◆アルト


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「……は?」


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# ◆男


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◆一言


「盗まれに来た」


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# ◆ラスト


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 怪盗アルト。


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 最後の敵。


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 それは、


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 自分自身だった。


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---


――続く。


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