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影の盗賊(シャドウ・シーフ)  作者: A-LIGHT(I lie)


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第397話 「太陽の涙」


 崩壊する白い太陽。


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 その中心。


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 白い髪の少女が、


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 泣いていた。


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# ◆少女


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◆震える声


『怖い……』


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◆続き


『消えたくない……』


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# ◆アルト


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 白く染まった右腕。


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 星の終焉を抱えながら、


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 笑う。


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◆一言


「知ってる」


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◆続き


「俺も怖い」


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# ◆少女


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 涙を止める。


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◆小さく


『……一緒?』


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# ◆アルト


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◆笑う


「おう」


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◆続き


「死ぬの嫌いだ」


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◆一言


「別れるのも嫌いだ」


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# ◆少女


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 涙をこぼす。


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◆小さく


『じゃあ……』


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◆続き


『助けて』


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# ◆アルト


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「任せろ」


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# ◆クロ


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『いやどうやって!?』


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# ◆ノワール


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 目を細める。


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◆小さく


『方法はあります』


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# ◆全員


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「?」


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# ◆ノワール


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◆一言


『盗み切ることです』


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# ◆ゼロ


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「全部か?」


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# ◆ノワール


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◆頷く


『はい』


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◆続き


『星の終焉』


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◆続き


『崩壊』


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◆一言


『死』


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◆小さく


『その全てを』


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# ◆セラ


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『そんなの無茶だよ!!』


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# ◆ノワール


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◆小さく


『ええ』


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◆続き


『だから』


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◆微笑み


『怪盗なのです』


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# ◆アルト


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「便利な言葉だな」


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# ◆ノワール


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『気に入っております』


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# ◆異変


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 アルトの身体に、


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 黒い亀裂。


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# ◆クロ


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◆叫ぶ


『身体が崩れる!!』


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# ◆黄昏


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 前へ出る。


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◆一言


『共犯者』


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◆続き


『一人ではありません』


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# ◆黄金の鎖


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 アルトを包む。


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# ◆黄昏


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◆小さく


『負荷を分散します』


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# ◆昼


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 目を見開く。


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◆小さく


『黄昏……』


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# ◆明日


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 優しく手を伸ばす。


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◆微笑み


「終わりの先を繋ぐ」


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# ◆永遠


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◆叫ぶ


『怖くても進む!』


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# ◆最初の夜


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◆微笑む


『朝を迎えるために』


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# ◆ゼロ


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◆笑う


「死ぬなよ」


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# ◆アルト


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「誰に言ってる」


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◆笑う


「俺だぞ」


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# ◆少女


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 涙を流しながら、


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 アルトの手を握る。


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◆小さく


『名前……』


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◆続き


『私にも欲しい』


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# ◆アルト


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「名前?」


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# ◆少女


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 頷く。


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◆小さく


『一人は嫌』


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◆続き


『誰かになりたい』


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# ◆アルト


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 少し考えて、


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 笑った。


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◆一言


「なら」


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◆続き


「お前の名前は――」


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# ◆ラスト


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 怪盗が、


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 太陽へ贈る名前。


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 それが、


---


 新たな物語の始まりになる。


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---


――続く。


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