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影の盗賊(シャドウ・シーフ)  作者: A-LIGHT(I lie)


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536/664

第394話 「黄昏の番人」

 無数の鎖。


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 それらが一つに集まり、


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 一人の少女の姿を形作る。


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 灰色の髪。


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 黄金の瞳。


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 感情のない顔。


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# ◆黄昏


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◆一言


『予告状、受理』


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◆続き


『怪盗アルト』


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◆一言


『排除します』


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# ◆アルト


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「最近、物騒な奴ばっかだな」


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# ◆ゼロ


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◆笑う


「好かれてるな」


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# ◆黄昏


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◆一言


『好意ではありません』


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◆続き


『任務です』


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# ◆ノワール


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 目を細める。


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◆小さく


『相変わらず真面目ですな』


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# ◆黄昏


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 初めて反応する。


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◆小さく


『……ノワール』


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# ◆セラ


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『知り合い!?』


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# ◆クロ


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『またかよ!!』


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# ◆ノワール


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◆笑う


『昔、少々』


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# ◆黄昏


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◆訂正


『少々ではありません』


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◆一言


『あなたは犯罪者です』


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# ◆ノワール


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◆笑顔


『怪盗ですので』


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# ◆ゼロ


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「便利な言葉だな」


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# ◆黄昏


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 アルトを見る。


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◆一言


『怪盗アルト』


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◆続き


『予告状は受理済み』


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◆小さく


『正当な迎撃を開始します』


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# ◆轟音


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 黄金の鎖が伸びる。


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# ◆アルト


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「速っ!」


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 跳ぶ。


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 しかし。


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# ◆異常


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 避けた先に、


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 鎖が現れる。


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# ◆衝撃


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「ぐっ!」


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# ◆明日


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◆叫ぶ


「アルト!」


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# ◆黄昏


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◆説明


『未来位置予測』


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◆続き


『回避成功率』


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◆一言


『0%』


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# ◆クロ


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『チートかよ!!』


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# ◆永遠


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◆震える


『強い……』


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# ◆昼


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 顔色が悪い。


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◆小さく


『黄昏……』


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◆続き


『まだ動いてたんだ……』


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# ◆アルト


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「知ってるのか?」


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# ◆昼


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◆小さく


『昔』


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◆続き


『太陽が暴走した時』


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◆一言


『彼女が全部守ってくれた』


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# ◆最初の夜


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 悲しそうに目を閉じる。


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◆小さく


『だから』


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◆続き


『壊れてしまった』


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# ◆静寂


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# ◆アルト


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「壊れた?」


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# ◆黄昏


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◆否定


『正常です』


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◆続き


『任務遂行中』


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◆一言


『異常なし』


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# ◆ノワール


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 小さく首を振る。


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◆小さく


『異常ですよ』


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◆続き


『もう誰も命令していない』


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# ◆黄昏


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 止まる。


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◆小さく


『……え?』


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# ◆ノワール


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◆優しく


『あなたは』


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◆一言


『いつまで一人で守るつもりですか』


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# ◆黄昏


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 瞳が揺れる。


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◆小さく


『守る……』


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◆続き


『私が……?』


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# ◆その瞬間


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 砕けかけていた白い太陽が、


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 大きく亀裂を走らせる。


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# ◆クロ


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◆絶叫


『爆発する!!』


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# ◆黄昏


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 反射的に空を見上げる。


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◆一言


『防衛対象』


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◆続き


『最優先』


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# ◆アルト


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 帽子を押さえて笑う。


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◆一言


「なら共闘だ」


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# ◆黄昏


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「……?」


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# ◆アルト


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◆宣言


「お前の守りたいもん」


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◆笑う


「一緒に盗り返してやる」


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# ◆ラスト


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 孤独な番人。


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---


 壊れかけた太陽。


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 そして、


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 怪盗からの新たな提案。


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---


 大盗難劇は、


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 さらに空の奥へと進んでいく。


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---


――続く。


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