実力者は、自由を手に入れた!
カタカタカタ…
パソコンの音が鳴り響く
カタ、パシ!
「ふぅ」
「やっと終わった」
誘拐犯をやっつけて十日ぐらい経ったがなんも進展が無かった。
いや無かった訳でもないかパソコンで色々調べまくってたらなんか悪そうな集団を見つけた…
それだけだ。
まあほんまに悪いことするのかは、わからんから
一応、犯行する予定の日に犯行する予定の場所の近くに居といたらええか
ほんまに悪いことしてたらボコせば良い
しかし俺には、ちゃんとした防具がない。
防具の耐久実験しようにも親や近所の人にバレたことを考えるとめんどくさいことがほぼ確だ
資金は、昔からやってた動画投稿したりできるサービスみたいなやつとか
サイトの広告収入とかで集めてるけど
自分専用のハイスペックパソコンを作るとこまでしか出来てない
このパソコンの技術は、正直売りたくない、あと売る時に色々ありそうだしめんどくさい
日課の筋トレも終わったし寝るか…
俺は、なんて運がいいんだ!
なんか悪そうなことを計画してる集団を見つけて1週間ぐらいたったある日
親の会社のパソコンから海外転勤の話を見つけた
しかも転勤は、ほぼ確
クックク、これを機に一人暮らしになって色々研究し始めてやる
「ただいま〜」
いつもより疲れてそうな声で親が帰ってきた
「おかえり〜」
すぐに玄関に向かう
理由は、簡単飯の時間だ
「今日は大変だったよ〜」
「どうかしたの?」
ここまでは、いつも通り
「来週から海外転勤になるんだ」
「えぇ!」
わざと驚く
「まあやっぱりね」
「母さん知ってたの?」
「はぁ」
「もう決まっちゃたんだ」
「…」
沈黙、世間一般的には嫌な空気だしかし俺にとっては、どうでも良い
どうやって一人暮らしになるか…
「僕は、もう料理とか色々出来るからお父さんとお母さん二人で行ってきて!」
「…」
まずい勇足だったか
「そうか…まあ学校にも友達が居るもんなぁ」
いない
「そうねぇ」
「…」
「まあもう大人だもんな!」
「うん!」
「よし!決めた!」
「俺たち二人で海外に行く金は、送るからお前には、悪いがここで生活してくれ」
「OK」
よっしゃぁ‼︎
顔には、出すな顔には出すなっ‼︎
「わかった。そうするわ」
よし!確定演出だ‼︎ 何の実験しようか迷うな
あれを溶かして…
こんな感じで俺は自由を手に入れた
いや〜自由って良いなぁ
送られてくる金は、食費と実験に費せる。
まあ、夢は、まだ諦めて無いから浮かれたりは、しない、するわけがない。
実験を続けていくと、試作段階だが良い装備ができた防弾で軽い!
奇術師の仮面っぽい仮面に細かい装飾が施されたスーツ、
シャツには、温度調節出来るようにしてあるこのツマミを…
うむ!素晴らしい!
そういえばもうすぐ例の悪そうな集団が悪いことをする予定の日だ
そこでこのスーツを使ってみよう
どんな名前で登場しようかな
前までは、いっさい名乗ってなかったらバールのバーサーカとか色々な異名をつけられた。
ただの噂だ、気にする事では無い
戦い方でバレるかもしれんが悪そうな集団が悪いことをする予定の場所は、意外と遠い
多分大丈夫