その17
私:あのぉ。
友:はいはい。
私:病んどる話とは関係無い話なんですけどね、こないだ選挙あったやないですか。
友:いきなり選挙の話から始まるんかいな。
私:あかんか?
友:かまへんけど、どないしたんよ、選挙が。
私:ある候補者から葉書が来たんですよ。
友:珍しいこともあるもんやな。
私:実際には後援会事務所からの葉書やってんけどさ、何が珍しいって宛て名のところにさ、わしの名前が入ってるんは当然やけど、苗字のところにいわゆる俗字がきちんと入っとったんやな。
友:あぁ、確かに珍しいことやな。
私:仕事から帰って、玄関に葉書が落ちとって、まず宛て名見たんよ。そしたら苗字のところに俗字使てはるから、役所とか公的な機関からの案内かなんかかなって思とったら、候補者の後援会からの葉書やって、驚きましたよ。
友:どれぐらい驚いたんよ。
私:わぁっ!
友:それぐらい?
私:それぐらい。
友:なんでもええけど、結局、その候補者はどないなってん。
私:当選して、何日か前に、職場の朝礼に来はって、当選の挨拶してはったよ。
友:律儀な人やなぁ。
私:そう言う真面目な人が当選するんやろうなぁ。
友:言うか、職場の人が推しとったわけやな。
私:社長さんとか、会長さんが贔屓にしてはったみたいやな。それでも朝早ようから挨拶に来んでも良かろうし、社長さんとか会長さんに当選の挨拶しとけばええやんって思てんけど、でも、一言挨拶して貰えたら、次も頑張ってよ、そない思うやん。
友:次も大事やけど、今も頑張って貰わな困るやん。
私:それはそうやけど、その内にまた解散や、選挙や、言うて投票に行かなあかんねんで。石破さんに恨みは無いけど、いきなり解散せんでもええやんかって思たよ。
友:でも、石破さんからしてみれば、悪いことした奴が落選して、不正一掃みたいな感じやったんやないか。
私:話がそれてもうたんやけど、今、令和六年かなんかでしょ。そやのにわしの苗字で使とる俗字って未だ出ないって言うか、パソコンでも変換に苦慮しとるって言うか、難しいみたいやな。
友:不思議なもんやなぁ。
私:通販なんかで買いもんする時も、漢和字典に載っとる方の字しか出てこうへんから、それで済ますし、世の中そないなもんやろうと思とるから、候補者から俗字で宛て名が書いてある葉書が来たら、妙に嬉しなったし、合わせて不思議なこともあるんやなぁ、思たよ。
友:どこかで署名とか、した?
私:この数年、選挙とかに関わってへんし、誰ぞの署名とかに書いたことも無いし、そもそもパソコンとかであの俗字を出せんことも無いし、うちのパソコンも出るけど、書体とか限定されるし、出すん面倒やし、漢和字典載っとる方で済ませとるよ。知らん人から俗字の方使われて郵便とか届いてみ、逆に怖いよ。
友:それはあるかもしれへんよね。
私:そんなことが有ったり無かったりで、選挙の話は終わりなんですが、宜しいでしょうか?
友:他になんか話は無いんかいな。
私:土曜日の朝さ、夢を見たんですよ。
友:土曜日言うても一杯あるがな、いつの土曜日よ。
私:九日の土曜日な。
友:今月の話やな。
私:夢ん中でどこぞのお姉さんが一一九番と一一〇番に連絡してはってんけど、なんか、銀行かなんかの窓口みたいなところでさ、まず消防署かなんかに連絡して、それから数歩離れた窓口みたいなところで今度は警察署に連絡するみたいな、要約するとそないな夢やってんやんか。上手く表現でけんで申し訳ないんやけど、理解できる?
友:さっぱりわからんし、想像もでけへん。
私:取り敢えずわしが夢を見たってことを理解しとったらええよ。
友:そないなもんかねぇ。
私:その前の日も夢を見とってさ、実家のさ、よりによってわしの部屋に見ず知らずの男女が住み着いとるんよ。しかも部屋の中やのにテントみたいなん張ってさ、わし、夢ん中で無茶苦茶腹たって怒ってたよ。
友:なんかもの凄い夢を見たんですね。
私:今でもその男女の顔覚えとるよ。
友:そうなんや。会ったこと有る人なん?
私:全くの初対面。でも、ほんまに実家にさ、知らん人住んどったら怖いよな。
友:怖いどころやないやん。ほんまに警察沙汰になる話やん。
私:そいでさ、目が覚めたら日付が変わる前やってさ、長い時間寝た気になってたのに、まだこないな時間かいっ!てなったよ。
友:そないなことも有るんやね。
私:夜中の二時三時に目ぇ覚めるんも困るけど、どない考えても今寝たとこやんって時に起きるんも嫌やで。すぐに寝れたから良かったけど、最近、天気予報見てさ、夜中の冷える時間だけ暖房入れる様にしとんのに、その前に目ぇ覚めてどないすんねんって思うよ。
友:なんの話か伝わらんけど。
私:だから、夜中のさ、一番冷えとる時間に寒くて目が覚めるのは致し方ないとして、まだ布団に入ってさほど時間が経ってない時に目ぇ覚めるのは勘弁してほしいとか、そういう内容の話やな。
友:なんか、だんだん話が無茶苦茶になりつつ有るような気がするのは、わしだけか?
私:お薬の力で寝ているとは言え、なんかしっくりこんのよね。無理矢理寝かされて、朝が来ると無理に起こされてるような気ぃするし、昼間もなんか追い付かへん状態続いとるし、本当に特効薬かなんかが欲しいよ。
友:特効薬かぁ、欲しいところだよねぇ。
私:ほら、生き物には皆、体内時計とか言うもんがあって、それに従って生きとるとか言うやん。専門家でも無いもんが勝手なこと言うたらあかんやろうけど、それが狂うとるんかとも思うんやけど、なんにしてもパッて治って欲しいよ。
友:体内時計かぁ、あるかもしれんよな。
私:少し前なんやけど、お薬無しで何時間起きてるんか、試したんですよ。
友:前にもそないなこと言うてなかったか?
私:先日、改めて試したんですよ。金曜日の朝、六時頃に起床して仕事行くやないですか。
友:はいはい。
私:そのまま土曜日の朝まで起きとって、この時点で二十四時間でしょ。
友:そないなりますね。
私:そいで、土曜日の夕方六時で三十六時間になりますやん。
友:十二時間足しますから、そないなりますね。
私:夜中の一時半、ようやく布団に入って、それで寝たんやろうな。目が覚めたら日曜日の朝七時半やってんな。結局何時間起きとったんや、わしは。
友:わしに計算押し付けんなや。
私:三十六時間に、七時間ぐらい足せばええんか。
友:なんのために電卓持っとるねん。
私:これぐらい、安産でけんとあかんねやろうけど、なぁ。
友:なんでもええけど、四十時間以上は起きとったってことやな。
私:これ、休日やからええけど、平日に寝んと仕事に行くんは怖いやん。休日やし、イオン行くぐらいやから、途中で気分悪うなっても、空いてる椅子に座るか、部屋ん中で一日寝転んどっても済む話やけど、やっぱり平日に寝てへんのは怖いよ。
友:あんた、頭回っとるけ?
私:なんで?
友:話、なんか、無茶苦茶になってきとるで。
私:そないかぁ。そろそろ黙ることにするよ。多分、あんたが言うんは正しい思うで。
友:ほな、休んでおくれ。




