表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
11/27

その12

私:あのぉ。

友:はいはい。

私:最近は、どうですか?

友:それ、わしの台詞やないですか?

私:まぁ、ぼちぼちの一週間でしたよ。

友:そうなんや。

私:八月最後の金曜日ですよ。

友:三十日ですね。

私:夜遅い時間まで起きとったんですよ。

友:早よ寝なあかんやん。

私:パソコンのさ、更新プログラムのダウンロードとインストールがあってよ、終わるまで電源切れへんし、なんやかやで日付変わっとったんですよ。

友:あかんやん。

私:そいで、午前一時過ぎてからやけど、ベルソムラ飲んでさ、寝たわけですよ。

友:はいはい。

私:目が覚めたら、土曜日の朝十時とか、正午とか、その辺を覚悟しとったんよ。予定無かったし、一日寝とってもええかなって、そないも思ったんやけどさ、何時に起きたと思う?

友:予想よりも早かった、とか?

私:六時半。

友:朝の?

私:そうやねん。なんか知らんけどな、携帯電話のアラームよ、無茶苦茶頭ん中に響いて、目ぇ覚めてもうたんやな。

友:えらいこっちゃがな。あんたが休日に早起きって、なんかあったんかいな。

私:ぃゃ、郵便局にさ、荷物が届いとって、それを受け取りにいかんとか、それは頭にあったんやけど、それでも午後からでも充分間に合うやん。そやからそれはあんまし気にしてなかってんけど、それでも、あの時間に目ぇ覚めてさ、ほんまにビックリしたよ。

友:一日、無事に過ごしたんや。

私:うん。途中で昼寝でもしようと思とってんけど、なんやかや、あれこれしとったら、あっと言う間に夜やん。

友:そない簡単に夜とかならんやろ。

私:まぁ、でも、普段は休日や言うたら、アラームの音とか耳に入ってこうへんし、そのまんま寝とるんやけど、珍しいこともあるもんやな。

友:雪とか降らんやったか?

私:八月三十一日にな、雪とか降ってみぃ、どこぞの雪女にな、わしが取り殺されるだけやんけ。

友:今の話は聞かんかったことにしとこ。

私:あんたの愛人やんけ。

友:さぁ……

私:なんか、涼しいなってへんか。

友:さぁ、わしはなんも感じへんで。

私:余計なこと言うんや無かった。寒い……

友:今日は早よ帰って寝なはれや。

私:なんの話からあんたの愛人の話になっとんねん?

友:そやからわしは知らんがな。

私:あぁ、休日の朝に早い時間に目ぇ覚めたとか、そないな話やったけどな、今日も今日とて六時半に目ぇ覚めたんやで。おかしいとか思わんか?

友:そやからわしに言い無いや。

私:自慢や無いけどな、二十四時過ぎてからベルソムラ飲んどるのに、何が嬉しいて六時半に起きなあかんねん。八時間ぐらい寝かせてくれたらええのに、無茶苦茶や。

友:そないなこと言うんやったら、その薬飲まんと、起きとったら良かったんちゃうんけって、思うよ?

私:起きとくんはかまへんねんけどな、興雄ったら起きとったで、やっぱり、次の日ぃとか、なんかだるいんよ。医師が言うように、お薬飲んででもきちんと寝て、起きるって言う生活しとかなあかんなって思うよ。

友:そうなんや。

私:起きとっても、なんもでけへんし、布団で寝転がっとるぐらいなんやけど。起きとる時に発展的な何かがでければええんやろうけどなぁ。

友:世の中、ほんまに上手いこといかんもんやなぁ。

私:病んでるって言えば病んどるわけやし、薬飲んで寝るんが正解なんやろうけど、それでも、なぁ、なんか、病んでるって思ったら、遠出も無くなったし、近所のイオン行って買いもんするだけで充分やって思うようになってさ、もうちょい遠出せなあかんなぁ、そない思うんよね、今日この頃。

友:頑張って遠出して下さいよ。

私:行きたいところはいくつかあるし、頑張って行ってくるよ。

友:言うて、無理していったらあかんで。

私:無理はせんし、目的が有って行きたいところはあるんよね。あと、買いもんしたいもんも有るし、ちょっと大きな街へ行ってさ、ぷらぷら歩いて、気になったもんがあったら買うとか、さ、そういう当たり前みたいなもんがなんもでけへんって、やっぱし病んどるんかなぁ、そない思うよ。

友:気持ちが負けてもうたんかなぁ。

私:上手く言えへんけどさ、この、病んどることに対して倍ぐらいの、なんかビックリするようなこととか、面白いこと、楽しいことがあったら気分もかわるんやろうけど、なんか、なんも無いんよなぁ。

友:無理して笑わせるもんでも無いしなぁ。

私:毎日楽しいこともあるし、小さな刺激もあるし、決して落ち込んどるわけでも無いんやけど、なんか、あかんなぁ、思うよ。

友:話は飛びますが、飯はちゃんと食えとるんですか?

私:うん、飯は食えとるよ。飯食えんようなったら、別の病気を疑わなあかんし、そこは気を付けとるつもりやで。

友:それやったらええけど。

私:飯の話や無いけど、相変わらず夢は見とるよ。目ぇ覚めた時点で内容は抜け落ちとるけど、走り回ってるって言うか、バタバタしとるような気ぃはするよ。

友:そうなんや。

私:内容覚えとったら、案外面白いんかもしれへんし、あんたに話したら、なんか閃くんちゃうんかなぁ、思うけど、さっぱり覚えてへんねやなぁ。

友:そりゃぁ、残念や。

私:今週、先週はこないな感じかなぁ、大きなことも無かったし、かといって小さなことも無いし、このままたんたんと毎日が過ぎていくんかな。

友:何事も無いんが一番や思うけど。

私:そろそろ寝る時間やから、寝るよ。薬の効果も出てきたみたいやし。

友:ほな、お休み。

私:お休みなさい。

友:しっかり八時間ぐらいは寝てよ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ