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楽しいこと以外全部ウソの叙事詩   作者: ばんだな
第五章 オリジン オブ シビリゼイションのために
49/64

オリジン オブ シビリゼイション#1 アカシックレコード:地球紀アトランティス人編(電磁気力と鉄と魂の関係)

#49


地球には崩壊の力と構築の力とが常に働いている。

人間もまた絶えず消耗しながら死と再生の代謝を繰り返している。

宇宙そのものも同じだ。

始まりがあって終わりがある。

私たちは始まっては終わっている宇宙の末端世界を見上げている。

実際はエーテル宇宙の記憶像であることからその存在の保存は永遠なのですが、その末端の具合こそが宇宙の進化の反映であることを「物質」は物語っている。

「物質」(肉体)とは宇宙そのもののことであり、星や生物種の枠組のことだ。

物質世界と呼ばれる宇宙が観測されているのは地球紀が初めてのことで、地球において物質がこれほどまでに多様な姿を見せている世界が現実として現われていることは、霊界での物質化の意志であるアストラル界の反映が私たちの現実となっている、ということ。


その地球紀の特有性の基礎となっているのが「鉄」である。


ポラール紀では熱エーテルが、ヒュペルボレイオス紀には光エーテルが、そしてレムリア紀には化学エーテルが月の離脱と共に生成されることで月紀から引き継いだコピーされた原子の投影というそれまでの宇宙紀の繰り返しを終え、レムリア紀の晩年において生命のエーテルが新たな宇宙として結晶化する準備を整えた。

そうして、生命の基礎として生成されたのが「鉄」だ。

地球紀という宇宙では全ての原子は「鉄」を目指している。

人間の血液の中にも含まれいる唯一の金属で「鉄」は生命の起源となったアミノ酸生成の起爆剤として機能し、タンパク質を構成するアミノ酸は海底の熱鉱床から吹き出す窒素や水素を結びつけることのできる原初の金属元素である「鉄」のタンパク質合成によってDNAとなったのが地球なのだ。

その因果は「鉄」が人体だけではなく地球にも必須要素であることを示している。


つまり、それまでの宇宙は「鉄」を作るために存在してきたと言っても良い。


宇宙の元素はビッグバンから始まる崩壊エネルギーによって多様化してきた。

一般科学の話をすると、崩壊エネルギーとは原子核が放射線を放出すること。

いわゆる放射線崩壊のことである。

放射線崩壊には大まかに三つある。


⒈アルファ崩壊=陽子と中性子が多すぎる原子核がアルファ線として放出

▶︎原子核内の陽子と中性子を減少させることで原子番号が減少

Ans!=別の原子核となる


⒉ベータ崩壊=原子核の中から電子(ベータ線)を放出

▶︎原子核に含まれる中性子が陽子に変化するときに電子ベータ線が発生する

 この反応で生じた陽子は飛び出さずに原子核に留まるから核反応はしない

Ans!=中性子の陽子への変化により質量数は変わらないが陽子数は+1


⒊ガンマ崩壊=アルファ崩壊やベータ崩壊の直後の原子核の余剰エネルギー電磁波=ガンマ線

▶︎ガンマ線を放出するが質量、原子番号は変化しない

Ans!=電磁波の放出減少


これらの繰り返しによって宇宙は「鉄」の製造を目指して進化してきた。

その最初の要素が水素とヘリウムだった。

それら元素の製造プラットフォームでありトリガーとなる瞬間は四つ。


⒈ビッグバン

=陽子が高いエネルギーで素粒子の「強い力」グルーオンによって

 中性子と結びつくことで原子核を生成=重水素(安定同位体放射性なし)

▶︎冷却から素粒子から原子へと至り、水素とヘリウムを生成し完了(10〜20分)


⒉恒星内部の核融合

=原子核と電子がバラバラの素粒子状態の天然の原子炉となっている領域にて

 水素をヘリウムに変換する陽子連鎖反応PP連鎖反応と呼ばれる核融合

▶︎鉄までが少しだけ生成される


⒊超新星爆発

=赤→白→黒に肥大化し質量が太陽の8倍状態での爆発で元素の種類が増加

 鉄の核融合で中性子化して中性子星となった終わりが超新星爆発

▶︎鉄以上の元素を生成

※それでも爆発する天体と存在する元素量の因果数が合わない➡︎キロノヴァ


⒋キロノヴァ

=中性子星同士の衝突によるガンマ線バーストがキロノヴァ

▶︎地球100個分の元素をフルセットにしたキロノヴァによる生成が現在の宇宙

※それでもプラチナや金、ウランが説明できない➡︎第五の因果が必要


物質と宇宙は常に崩壊の力と構築の力にさらされている。

その過程からの現在において最も安定していられる限界と境界に「鉄」がある。

鉄よりも重いものは放射線崩壊し、鉄よりも軽いものは核融合をする。

宇宙はそうなるように、そうなるように、活動を今も続けている。

そして、今日までの宇宙の経過の中で全ての元素が26番目の「鉄」になろうとした結果が地球であり、その宇宙の過程の要素が結果的に人間の血液の元気の素として含まれている。

星の中の「鉄」が肥大化した核融合によって超新星爆発を起こすように、人間の中の鉄が多すぎる状態になると必要以上に血液内で酸素を行き渡らせるヘモグロビンが働き、血液の酸化(酸欠)である細胞死を拡散させガン化する。

またヘモグロビンが少なすぎると貧血となり意識が遠のくのと同じように、鉄の生成が追いつかない天体及び生物はこの宇宙ではマグネシウムを核とした植物的な生命活動を意識とすることとなる。

まどろむのだ。

植物的というのは物質体と生命体のみを有する有機体のこと。

植物は微睡んでいるのだ。

植物的な意識とは夢のない眠りの状態である。

これは太陽紀時代の人間の意識状態である同時に退化を選んだ人間にあたる。

この世界で「鉄」を生成し、受け入れることを拒否した存在が植物を通じて進化することで微睡みから夢見の意識を獲得していく。


ちなみに人間や動物の血液が赤いのは「鉄」のサビにあたる酸化の反映である。


つまり、鉄とはこの宇宙で物質肉体と植物生命の成長因子を動物存在と人間の自我とに結びつける力の作用として宇宙の物質空間を創造させている相互作用の中心に位置するもの。

磁石の中心のことを想像してほしい。

磁石はどんなに分解しても必ずS極とN極とに分かれる。

それは磁石そのものに磁力という力が存在しないからだ。

なぜなら磁石自身が磁力を発し、磁界を生成しているわけではないからだ。

磁石はただ、地球の磁場と磁界に反応し、地球のそれと同質となって磁化した同位体素材として、その力の方向性に従っているだけの存在作用なのである。

地球の核からの磁気を、小さな地球として磁化したものが磁石なのである。


人間の血液に含まれているヘモグロビンもまた磁石と同質の作用にさらされている。


人間の霊魂は地球から独立しているが、人間の肉体は地球由来であることから地球の磁場の影響に常に晒されている。

地球の磁場であり、磁気の根源である地球の核はアーリマンの住処である。

私たち人間が心や意識と呼んでいる精神現象が肉体の覆いに隠されていると感じるように、地球の生命体の核であるエデンは地球が球体であるように形態化している融解した「鉄」(水銀のような)の認識に覆われている。

私たちの霊魂(自我意識)であるアストラル体はこの磁場を知覚している存在なのである。

そのことからも当たり前だが、私たちの主体は地球の磁場ではないし、主体とは認識そのものでもある肉体のようでもあるがそれも違っていて、自らの肉体もまた主体の認識対象としての知覚の一対象である、という立場に霊魂である私たち主体は立たなければならない。

しかし、現代の人間の霊魂(自我意識)は自分を肉体であると認識している。

もっというと「人間は肉体のみである」というのを疑っていない。

その認識は電化し、帯電している人間の神経伝達回路が示す心電図や皮膚電位図の青写真を元にした細胞体の骨格と内臓と皮膚の肉体を地球の核からの磁界による電磁波で磁化的にアストラル界から認識させられているもの。

その認識を人間であり、地球であり、宇宙としている。

つまり、対象である肉体を自分そのものであると錯視、錯覚させられている。

私たちはアストラル的な太陽の反射物である宇宙という鏡を脳で見ているのだ。


そのルシファーの創造した脳にアーリマンの電磁作用が生命に干渉し始める。


この電磁作用はアストラル界を由来としている。

電気は堕天したエーテルにあたるルシファーの領域、磁場は硬化した生命にあたるアーリマンの領域、原子力は因果を崩壊させる阿修羅の領域として、宇宙からの電磁気力は地球を帯電させている。

同時に人間の魂を通じて人間の本能をも帯電させてきた。

レムリアの人間の血液は地球空間と人体内とで相互作用があった関係でまだ赤ではなかったが、月の分離以後に人間の魂であるアストラル体が地球に硬化的な受肉を果たして以来、血液は外界と分離されて人体内でのみ生命活動を行うことのできる構造仕様となっていく。

月の神々が太陽へと去っていくことによって霊的に未成熟とされた存在だけが地球に取り残されることとなったのがレムリアで、そのレムリアの人間たちは未成熟な魂のお手本のように自らの本能の赴くままの感情の邪悪な意志に委ねることの善に任せて、火山と一体となった力である原初の火とともにレムリアの大陸そのものを沈めていった。


その邪悪なベクトルへの作用である意志が電磁気力の悪魔として降臨していた。


それがレムリアのルシファーだった。

そして、次の時空であるアトランティス大陸での人間には電磁気力が生命となった意志として作用する魂の仕様にアトランティス人たちはそれぞれの時代で翻弄され、その布石の一つ一つがカルマの刻印となって人間の新たな人種の魂が地球に降り立つ。

その様々な魂を受け入れるに相応しい人体がアトランティスのそれぞれの時代の人間たちに用意されることとなる。

アトランティスの人種はそれぞれに太陽系惑星から転生してきた人間の魂であり、各惑星の金属的諸力は人体の内臓の働きの像のことで、内臓の働きは太陽系惑星の金属的な力でもあることから、その力が浸透した血液はより生命的であると同時により未成熟な魂の働きに応じる働きを担うようになる、という意味でもある。

つまり、地球の核である非物質なエデンを覆う鉄やニッケルの溶解した金属が地球の磁気と磁界を発生させることで生存権を獲得している事実が人間の人体とその器による認識にもそのまま反映されるようになる。

もっとわかりにくく言うと、私たちの地球からの認識は月軌道内の電磁気力による見せられ、感覚化されている人間の脳(月)による人間的な認識であるということだ。

また私たちは私たちの血液が心臓のポンプのような活動によって循環しているが、そのように考えざるを得ない唯物的な論理に適合するよう人体への認識が私たちの魂の知性を導いているのだ。


実際には心臓を創造したのも、心臓を動かしているのも人間の血液なのである。


そして、血液はアストラル体の魂の力で回っている。

魂の力とは磁石の力のようなもののことだ。

磁石そのものに北と南を指す力があるのではないように、人間の血液そのものに人体内を循環させる力は存在していない。

地球の磁場と磁界が人間の血液の鉄であるヘモグロビンの金属成分に反応して、地球を巡る磁気と同様に人間や動物の体内の血液を循環させているのである。

植物の光合成も同様である。

植物そのものに光合成の力があるのではなく。

太陽の循環そのものに光合成を促されている宇宙からの影響なのである。


アトランティス人たちはその多様な生命作用を魂の力として利用したのだ。

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