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楽しいこと以外全部ウソの叙事詩   作者: ばんだな
第2章 時空間をデザインしている肉体のために
24/64

#24 水の記憶作用と人間の内面(自然環境)は全て排泄物のようなもの

#24


喫茶『ミストルト』のミストルトとは“ヤドリギ”のことだ。

宿り木であり寄生木でもあるヤドリギは樹木の幹に寄生することで土がなくても育つことのできる植物で、自分以外の植物から栄養を吸い上げることで生きているとされているのだが、その着眼点は正確ではない。

ヤドリギは木から木へと渡り、その栄養を寄生することで得ていることは確かなのだが、ちゃんと自分でも光合成をして自生している半寄生植物であり、人間でいうと地に足をつけることのできない時給だけで活動しているフリーターのような植物だと思っていい。

そんなフリーター的な活動をしているヤドリギは特殊な背景を有している。

本来、樹木の持つ生命エネルギーは循環作用の一環で遠心的に生長とともに空間へと拡散されるのだが、樹木において生命力が物質体を上回る過剰活動をすると異常繁殖を伴い植物も病気になる。

人間でいうガンである。

ヤドリギはそんな植物の過剰化した生命エネルギーを奪い取ることで瘤を形成し、自分以外の他の樹木を根に見立てて成長している。

その現象は文字通りで、寄生された樹木はヤドリギの寄生根によって幹の中心近くまで食い込むことで楔とされ、ヤドリギはそのまま木の幹に根を張り、常緑植物として冬でも緑を保つ珍しい植物としてヨーロッパでは生命力の象徴として特別な力があると信じられている。

そして、ヤドリギの持つ生命力への信仰は御伽噺などではない。

ヤドリギは人間の癌治療の特効薬として用いることができるほどに特殊な植物なのだ。


ヤドリギによる癌治療薬としての精製はホメオパシー医療によって行われる。


一般現代医学に代表される治療法はアロパシー療法と言う。

人体に発生するごとに病気の症状と闘い、その症状を投薬によって押さえ込む対処療法的な医療行為のことをアロパシーとをいう。

一方でホメオパシーとは同種療法のことで同毒療法とも呼ばれる治療法のことだ。

“治療の対象は症状ではなく病気である“という理念からレメディという各植物の毒性を反転させた効能を持つ治療薬を積極的に投与することによって、免疫バイタルフォースを活性化させ自身の力で病気を体から押し出す。

毒を以て毒を制する。

基本的に外界に存在する対象は全て毒だ。

私たち人間は絶えず毒の影響にさらされている。

“豆腐の角へ頭をぶつけて死ぬ(愚か者の比喩)”という落語の言い回しがあるように、あらゆる対象物は人間を傷つけ阻害する可能性があるのはわかるはずだ。

例えば酸素ですら過剰に摂取すれば人間は意識を保てなくなる。

人間の口腔内の先の活動は必要と過剰の調整を病気と健康の振り子に基づいていることから、人間は全ての対象の認識の過剰性によって絶えず病気になりうる可能性があるということだ。

だから人間は食べた物(外の素材)を噛み砕いて液体に近い状態にして消化する。

人間は外界の素材をそのまま人体内に受け入れることができないので、口、舌、咽頭からの消化というフィルター的な過程を通じて人間の人体に相応しい状態へと各内臓の力を駆使して血液へと変換し、それが各部位の細胞の代謝に反転(核を持たない赤血球=万能細胞の根源)させている。

その結果、人体形成に必要なものは内に留められ、不必要なものは外へと排泄するその過程と構造によって人間の人体はあらゆる対象物を抗体として作用させる働きを有している。

その意味で自然界に存在するものに必要のないものは無いとも言える。


つまり、人間の人体はあらゆる対象の毒性を免疫で薬に換えることができるのだ。


ホメオパシー医療はその類の性質を利用した薬剤の開発に成功している。

レメディというホメオパシー調剤がそれだ。

レメディは病状に応じた有毒物質である鉱物を無に等しくなるまで大量の水で希釈し、その水を砂糖で味付けしたものを患者に処方することで人体に害を及ぼしている有毒物質に対する抗体作用の生成を促すことを効能とする治療薬だ。

まず、有毒物質を無にまで希釈した水を単なる砂糖水にしたものがなぜ抗体作用として有効なのかは、水の記憶作用に裏付けられているからだ。

私たち人間の物質(気体、液体、元素のこと)しか見ることのできない視点では水の中で分子さえも痕跡を残していない状態にまで希釈された物質はもはや単なる水にしか過ぎないのだが、水そのものにとっては希釈された事実は確かに経験された波紋であり波動の記憶として残る。

江本勝氏の著書『水は答えを知っている』等が日本では有名で、水に「ありがとう」や「バカ」という言葉を投げかけると水の結晶である六角形が美しくなったり、醜くなったりすることを顕微鏡による撮影にてその変化の推移等を公開することで水には“記憶だけでなく善悪を判断する恣意がある”ことにまで言及している。

この著書による反響は学校の授業等で扱われるくらいに大きく世間を揺るがした。

そうなると既存の「概念」を守るアカデミーは反発し反感を抱く。


【物理学者及びアカデミーの反感】

反感1:水の結晶の結果は正確性を欠いた実験者による“思い込み“

Ans:“思い込み”が全現象に作用していることを主知主義は排除傾向。

反感2:御伽噺や童話と同じ括りで『水からの伝言』を道徳にしてはならない

Ans:“道徳に相応しい”という観点と“道徳という授業”の存在がそもそもおかしい。

 子供は全身で権威から模倣しているのに説法で教育しようとするのは誤り。

 全ての教育は芸術であり道徳の要素を含めていないと全人的な理解に及ばない。

 目に見える全ての一瞬を生きていると呼びたければその全ては“伝言”なはず。

反感3:地球が丸いのとほぼ同じくらい“確実“に『水からの伝言』は間違っている

➡︎“地球が丸い“もかつては半信半疑だったがそれも科学によって証明された。

 科学とは未知への挑戦と多くの仮説の上で達成を果たしてきたことによって

 地上が亀や象の上にあり、フラットアースは確実に間違っていると断言できる。

Ans:人間「概念」が語る“確実”と“真実”は全て思い込みの観念に過ぎない。

 そもそも地球は球体ではなく“四面体(ピラミッド型=4つの面の結合)”だ。

 前次元の月のカルマが地球を硬質化させる過程で四面体の接合部に火山帯を形成し

 その頂点を日本、コーカサス、中央アメリカ、南極として火山である縁は

 規則正しく噴火を繰り返すよう偉大な幾何学者が外から湾曲させることで

 人間の魂に地球のカルマとして幾何学の「概念」を嵌め込んだ=縁(四面体の辺)

※フラットアース及び地底領域は地球の前世領域エーテルを示唆(太陽光=生命の認識)

反感4:『水からの伝言』の発信者は科学者ではないから実験反証は必要ない

Ans:自らの科学的な姿勢が権威バイアスを前提としていることを吐露している。

反感5:科学が全てではないが『水からの伝言』は真実でない可能性が高い

Ans:「概念」による善悪の境界が曖昧なように事実と真実も曖昧なのに無自覚。


水には元素霊ウンディーネの意思が通っている。


ウンディーネたち元素霊は石や植物、土や水、空気や熱から人間の内面を形成。

紛らわしいようだが敢えて人間の内面の形成についてを正確に述べるならば、私たちの「概念」が環境と呼んでいる外側の世界から元素霊である妖精たちは人間の内面を眺めている、となる。

外界(人間の内面)は目に見える世界と不可視の世界とで全体を形成している。

その中で水と液体成分を司るウンディーネは人間を自己認識へと刺激し、その所有的な愛によって欲しいものを水の中に引き込む性質を自らの身体としている。

その身体はウンディーネの夢である植物を形成する素材の中での結合と分離に見ることができる。

いわゆる化学反応というやつだ。

私たちが認識している世界は植物の営みである化学反応であるウンディーネの見る夢によって形成されているのだ。

ウンディーネは変化を促す化学エーテルの中に生きることで絶えず変容することを好み、永遠に変化可能であることの現象を星々や太陽、光と熱に夢を見ている。

一方でウンディーネは地球の生命であることを望んでいない。

とりわけ、魚やカエル、イカにもクジラにもなりたいくないどころか、彼らの形姿への変容に至ることがウンディーネにとって殊の外脅威で、全ての生命に過敏となることでウンディーネは植物の夢である化学反応の世界(化学エーテル)に潜むことで人間の内面を死の燐光の中より眺めている。

私たちはその領域のことを「海」と呼んでいる。

海の持つ暗澹たる深淵の暗闇から緑までの色彩がウンディーネの現実なのである。

ウンディーネは水の中に流れ込んでいる。

ウンディーネの感情は「自分は死ぬ時に本来の生命を得る」にあることから海の腐敗と海洋生物の死骸の放つ青い燐光を受け入れることで、高次の天界存在に食べられることへの達成とする憧憬を地球の海から発生させている。


彼ら妖精(元素霊)には体(自然のエーテル体)と心(神霊への憧れ)しかない。


人間は肉体(生命体エーテル)と心魂体と霊体(自我)の三位一体である。

妖精には自我という精神による自分という思考を持たない。

霊体(自我)を持たない妖精たちは地上の動物と同じように自分で考えることをしないので、個人的な信念や道徳、責任感等などは持ち合わせておらず、自らの性質に課せられた役割の本能衝動に従い人間の内面と関わることを使命としている。

繰り返すが人間の内面とは地上という外部環境のことだ。

彼らは元々それぞれに人間の進化環境である地球の神霊の眷属から分離することで、天使存在を背後にした存在として不可視的に顕現している。

例えば水の精であるウンディーネは死の門(死後と生前の境界)を司っている天界八位階の大天使の分神として、土の精であるグノームは天界七位階の権天使、風の精であるシルフは天界九位階の守護天使といった背景から神々の思考を一元とした諸力と権能を基に自然環境を形成する因果を結んでいる。

そして、その形成は人間の感謝や楽しい思い出という「概念」を養分としている。

だから、人間の心地の良い「概念」に水や植物及び私たちの人体の体液は良い波動を感受するし、人間の生み出す邪悪な「概念」にはそれ相応の反応を私たち人間の人体は血液の逆流やその熱の度合い等で知覚するし、水や植物もそのエネルギーをそのまま表現することで私たち人間の思考は現実化していると言える。

妖精(元素霊)は私たちの認識から隠れていたいと思っている。

しかし、彼らは紛れもなく人間の環境(人体構造含む)のために顕現しているかつて人間であった退化存在の成れ果てでもあることから、その思考は地上で現役の人間たちと無縁ではなく、私たちの思考が自然に無関心で無配慮に何も贈らない思わないような「概念」によるその姿勢に対して、彼ら妖精たちは容易に人間のその考え方に悪意を抱く。

例えば天使や妖精を信じていない大人が子供に童話や民話のメルヘンを語るのは文字通りの“虚偽の概念“として子供の空間(肉体)に反響することとなるため、親(大人)の悪しき波動が悪魔的概念への同調の入り口となる“心及び概念“形成の手助けをしていることとなる。

その過程が現代に至る精神となっていることを考えれば想像は容易であろう。


天使や妖精は見えないから存在しない、というのは悪魔的意志の誘惑なのだ。


だからまず、この世界の「概念」は悪魔による誘惑の幻想が支配していることの理解と認識から始める必要がある、ということだ。

例えば“ヤドリギ”という植物への認識の仕方だ。

ヤドリギは寄生木であることから特定の植物から栄養素を吸い上げ、奪い取って生存条件を獲得しているという認識を「概念」として完結してはならない、という話をしよう。

ヤドリギが寄生した植物の生命力を吸収しているのは事実なのだが、その生命エネルギーは寄生した植物の中で鬱血し化膿している過剰化した生命力となることで病因化し、ヤドリギはその植物にとって余分であり病原となっている生命力を吸い出す要請に応じて寄生している、がその生態原理及びヤドリギに課せられている生命からの思考なのだ、が正解なのである。

ホメオパシー医療はそのヤドリギが吸い出した過剰生命を治療に用いる。

寄生されていた植物にとって害であり病因であった樹液(生命力エーテル)を抽出して、その樹液エーテルを大量の水で分子の痕跡が確認できなくなるくらいにまで希釈させることによって、“ヤドリギの意志の結果という「概念」”を希釈した濃縮水(希釈=濃縮)として人間に処方するのだ。

また、その希釈の行程は必ず人間の手で丹精込めて行われなければならない。

このことはホメオパシーの鉄則として考えられている。

御伽噺を信じるか否かと同じだ。

毒性を持つ植物の成分を分子分解希釈(濃縮)で毒を反転させることができる。

その心が水に浸透されることによってレメディというホメオパシー調剤は初めて人間の薬として効果を発揮することができる。


その事実は免疫学者であるジャック・バンヴェニスト氏によって明らかにされた。


彼はもうすでに故人ではあるが、パリ国立保健医学研究所所属の学者として1979年の血小板の構造とヒスタミンの関係を明らかにした論文でノーベル化学賞の候補になるくらいのバリバリにアカデミー側の人間であったにもかかわらず「水は以前その水に溶けていたものを覚えている」さらには「水が記憶した情報を電話回線を使って遠隔地へ送信できる」などという研究に没頭することで権威ある立場から追われることとなる。

それでも彼はホメオパシー効果の実証に振り切ることでどうしても避けられない事実に突き当たる。

それが水を希釈する過程の人間的要素なのだ。

実験は希釈(濃縮)水を生成する過程で完全に人間的要素を排除した機械オンリーでの作業とホメオパシーの推奨する水の反転効果を信じている人間主導の希釈行程とによるレメディの効果が、確率的に水の記憶と治療効果を信じている後者の側の方が高い、という実験結果が記録されている。

もちろんアカデミーはその結果を公のものしては認めない。

バンヴェニストは晩年まで異端者として扱われ、二度のイグノーベル賞の烙印を押されることによってホメオパシーが疑似科学の典型であることのシンボルとして祭り上げられたまま2004年に故人となっている。

よって今なおホメオパシーは疑似科学として扱われる傾向は根強い。

特に医学会の息の強い日本では代替医療への偏見と酷評の誤謬はあからさまだ。

しかし、ヨーロッパでのホメオパシーは一般の西洋医療の医薬品店舗と肩を並べてホメオパシー専門薬品店が街に存在し、ホメオパシーの治療を受けることのできる病院施設も各都市には必ず存在する程度には普及し認知され、ヤドリギの治療薬に関しては抗がん剤の一つとしてヨーロッパでは扱われている。


他人や社会を変えることは非常にかなりとても難しい。

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