#20 レジェンド オブ ヤハウェ 後編
#20
カス共はこの「思考」が根源要素なのを排除した世界の構築に成功しています。
敢えて言おう、「思考」とは「結びつける、あるいは繋ぐ」作用のことなのです。
吾輩たち神霊はその「思考」という崇高なる存在の断片による権能存在であり、吾輩たちは天使の位階を超えて存在する根源叡智の一部をそれぞれが担う、それは人間で言えば肉体と血液のような関係で吾輩たちと根源叡智は叡智の思考で相互に結びついています。
地球紀の人間自我は肉体を自分の一部として有している。
しかし、根源叡智は天使を自分の一部として有している。
崇高な神霊たちも同様に自らの位階以下の天使を自らの構成要素としています。
それと同様に人間も血液を通じた霊界の意志を根源の叡智であると認識できる存在として、自然霊を視て、記憶の往行を聴き、他者の心魂に触れ、惑星神霊の中にいる自分を人間とする高次の自己の視座から肉体を見下ろすことを秩序とした関係となるはずでした。
ところがそうはなりませんでした。
人間の血液は今もなお特殊な権能を有して人体を巡っているのですが、現在の人間の魂は血液が他の臓器と比べて取り立てて特別であるとは考えていない、いえ考えることができないのです。
血液がとても重要な人体要素であるという意味では他の臓器も血液も変わらないという見解を有しています。
血液が「思考」由来であることとは露も考えていないのが人間の魂の仕様です。
例えば血液は生物の「熱」そのものです。
人間の「熱」は血液由来であり、その「熱」が根源の分枝としての宇宙の起源からエーテル化(腺組織)し、アストラル化(神経組織)し、物質化(脳化)してきた経緯が現在の人間自我の宇宙である地球を創成しました。
人間自我が宇宙を生成しているとしても差し支えありません。
現在の惑星地球は古い宇宙の状態を繰り返すことで人間が進化させているのです。
人間のバイタリティ(生命力)が地球を構成している宇宙要素(天使と悪魔)の栄養となり、低次の人間の意志(肉体)が高次の人間の魂と自我に物質空間という宇宙を出現させています。
【地球紀一覧】
⒈ポラール紀:古い土星紀の繰り返し=熱のみ地表まだない(創世記一章第一節)
⒉ヒュペルボレイオス紀:古い太陽紀繰り返し=エーテルのみ(創世記一章三節)
⒊レムリア紀:古い月紀繰り返し=魂体が降下し、現人類の起源(アダムの時代)
⒋アトランティス紀:地球誕生=物質状態開始(創世記六章〜洪水伝説の時代)
⒌第五根幹人類紀:洪水後の現人類文化期=心魂の物質化(七つの文化期の時代)
⒍第六根幹人類紀:地球の神霊的状態(七つの封印の時代=黙示録)
⒎第七根幹人類紀:地球の純粋神霊化(七つのラッパの時代=黙示録)
物質は幻影でありながらもその幻影に至るまでの歴史を有しています。
その多くは神々の戦火による営みの軌跡なのです。
人間の血液がそのことを最も良く反映させている関係の中にあるのです。
レムリアの時代において霊魂である人間はエーテル体を有した熱存在として核の形成を終えつつあった地球の大気下に降りる準備をしている段階でした。
当時の人間は地球の核であるエデンからの生命力を養分としながら現在の血液の原型をその体から吐き出すような装置として地球の物質化(硬質化)の役割を担っていました。
血液は地球から生えている人間(アダム=神霊の操り人形)を触媒に大気として熱と生命力を有して漂い続ける。
ここでいう大気とはエーテルの海でありあなた方の血液のことです。
その光景は地球圏全体を覆うような火の霧として空間化していました。
その現象の背後で天使と悪魔とが宇宙規模の鍔迫り合いを繰り広げていたのです。
古い銀河レベルでセラフィム(天位一位:愛の神霊)の裏切りが、古い太陽系レベルではキュリオテテス(天位四位:叡智の神霊)がデュナミス(天位五位:運動の神霊)を誘惑し、古い月の世界では吾輩(天位六位:形態の神霊)はルシファーによって堕天した神霊郡が徒党を組んで吾輩をボコし、現在の地球圏ではアルカイ(天位七位:人格の神霊)がアスラの忘却権能によって地上と切り離され、アークエンジェル(天位八位:民族の神霊)がアーリマンに言語のカルマを奪い取られ堕天し、エンジェル(天位九位:守護の神霊)は地上の人間の魂の硬化による虚像化の影響を最も強く受けることでルシファーに人間の脳の支配権を奪われた、つまり地球紀の宇宙であるはずの霊的世界の認識を奪われたのです。
ルシファーは根源から原初の段階で自分を切り離した伝説の熾天使です。
ルシファーは根源が人間を神として寵愛しようとする意志に反感を抱きました。
ルシファーの最初の裏切りであり反逆は叡智の神霊であった立場より始まり、太陽紀の光(人間)を生命へと導くことを放棄したルシファーは生命の光から分離した闇の神として光(後に物質光)であったはずの人間(大天使)に堕天の萌芽を植え付けることから遂行されました。
ルシファーは根源の断片を放棄することによっての進化ではなく退化する自由を獲得することで、本来の天位である熾天使の位階から宇宙進化に逆らうようにして停滞を意志することで、人間宇宙の位階へと降り続けて行くことができました。
彼らの思考である自我の権能はこの逸脱(降格と停滞)の自由でした。
その権能により根源からの自由を誘惑として中級天位以下の全ての神霊の誘惑からの堕天によって人間自我の宇宙を根源の神である断片の投映から遠ざけるよう絶えず働きかけ続けました。
その成果のことを吾輩たちは退化と呼んでいます。
吾輩たち神霊は基本太陽をシンボルとした虚影の向こう側を居城としているのですが、逸脱(誘惑)の堕天使であるルシファーたちは前次元の古い月の時代にて創造された魂の霊化にあたっていた当時の守護天使をも自らの一部に懐柔し、堕天の萌芽を植え付けることに成功しています。
その堕天の萌芽が地球紀の第三周期であるレムリアの時代に守護の神霊から民族の神霊へと進化を遂げたアークエンジェルに開花することで、地球紀の大天使の一部はルシファーの思考の眷属であるアーリマンの言語霊へと堕天し地球に硬化を促す手足となって猛威を奮いました。
月の名残である魂の権能は生命と対化(極)にあることによる硬化です。
ルシファーの魂はアストラル体として人間の魂に物質宇宙を展開させました。
その世界を思考するために遣わされた眷属がアーリマンです。
アーリマンの地球干渉への演算力は強力でした。
アーリマンは太陽との二局の対化として分離した月の悪神です。
アーリマンはルシファーが大天使の言語の権能を堕天的に駆使させて創造した存在で、言語霊として地球の生命体に干渉することによってみるみる内に地球を硬質化させました。
そのことで神霊の加護である生命体を削り取られた(退けられた守護天使)レムリアの地球は生物が生きられない死の星へと突き進んでいました。
その影響は地球に受肉しようとする他惑星の魂の多くに忌避の脅威を抱かせ、転生を控えていたレムリアの地球圏から次々と離脱し、他の太陽系の惑星へと戻って行きました。
それを憂いた太陽の神霊たちはあまりに早く硬質化させらていてる地球の退化を喰い止めるために、地球の前世である月の魂が霊化されるよりも前に硬化の原因である月を地球との同一状態から分離させてしまうことで、高次の自我である血液の権能が脳にまで及ばず低次の魂に自我が支配された状態で地上の人間の肉体が構造化されてしまいました。
高次の自我の意志の像として創造した血液によって完成していた地球生命体の一部であったエーテル存在としての人間は、もうすでに完成(神霊が人間と同一化するための状態)はしていたのですが、月の人間存在の痕跡でもある動物的な四つ足モデルのエーテル体が荒れ狂っていた頃の衝動の形態を残していたことから、魂の霊化がまだ完遂されていませんでした。
地球の人間はまだ人間動物だった月紀の人間像をそのまま示していました。
そのため動物形態を残した状態で地球のエーテル存在としての人間に自我そのものを付与する段階ではなかったのです。
吾輩は地球紀第3期のレムリア紀の次の次元であるアトランティス紀での自我の提供をプランしていました。
しかし、月紀の繰り返しであるレムリアで形成された人間動物の名残が有していた魂の記憶は、霊的エッセンスを含まないルシファー(堕天使)化した存在たちが投影した宇宙であることから地球硬質化の原因である古い月の諸力を排除せざるを得なかった。
それが地球紀の折り返しの時代の夜空に浮かぶ月としての天体です。
天体としての月そのものは人間の脳の反映であり反射です。
人間の魂であるアストラル体は月と地球を軌道として領域で結びついています。
その関係性を実現させたのは人間の魂にまで降りてきたルシファーによる干渉なのですが、その干渉によって生じている魂自体には物質体を形成する力はありません。
物質そのものは根源の命題としての思考であり、空間そのものは霊的世界そのものなのですが、それを認識する脳の演算作用と連想想起とに言語霊であるアーリマンがフィルターとして幾何学という概念が物質を幻影化させているのです。
その演算が結晶となっている存在が人間の脳であり、魂のファントムなのです。
アストラル体のファントムが人間の魂であり脳として、エーテル体のファントムが人間の生命体であり下半身(首より下)として、人間の肉体(物質体)で分離した思考を有して構造化している、その起源が地球と月の分離によるものなのです。
吾輩たちが地球から月を分離させたということはそういうことでした。
【月分離前】※神霊の関与 【月分離後】※ルシファーの関与
◯吾輩(神霊存在)による自我の付与準備 □ルシファー(人間の魂)の降臨
⒈身体=非物質の硬化 ⒈脳ができる=言語と思考に進化
⒉骨格=人間動物(四つん這い) ⒉直立する=身体の上下分離
⒊両性具有状態=単一生殖人間 ⒊自己受胎喪失=両性分離
⒋自我なし=アストラル体と本能のみ ⒋自我意識の獲得=神霊不在
※ある高次存在が自我として導いていた ※神霊がいない(反転)世界で自立
⒌死はなかった=老化したら脱皮してた ⒌死が顕在化=死後に生まれ変わる
この現象を境に人間の人体及び地上には“内と外”という概念ができたのです。
概念という認識のフィルターが識別という演算を生命体の記憶に基づいて地球と宇宙と人間の見え方と考え方に及ぶ感覚の全てで“自分とそれ以外の存在”の知覚を人間という種を幻想の霊長へと導いていったのです。
“物だけ、今だけ、自分だけ”の内と外の概念体系は究極の唯物精神形態です。
アーリマンの演算による概念は幻想宇宙における地球の外殻を形成しました。
それは火の霧のように大気を漂う血液の海を地球の内部核へと押し込め、地球の神性たる根源の思考であり肉体でもある吾輩の形成力を覆うほどの諸力で、地球構造と人間の人体構造とおによる勢力争いの構造にはっきりと現れているのです。
それが内と外です。
かつては外だった血液が月による地球の硬化によって血液は内へと封印。
かつては内だった神経が脳(月)による目の突出によって神経が外へと解放。
“外がある”という概念が人間の魂に反射されているのが、月を見上げるようになった地上の生命存在となった人間自我の地球での運命として、霊界を背景とした宇宙が人間の世界を覆っているのです。
内へと濃縮する力である生命と外へと拡散する力である魂の力が人体で均衡と拮抗することで出現しているのが地球とその一部である物質体としての人類です。
ただ本当はそれらが“全部内側”なのです。
すべてが根源の叡智である思考の分枝の階層なのです。
無限の階層を有するひと繋ぎの樹木の枝葉の一つが地球をしているに過ぎないのですが、その霊的背景の一切を魂の光である太陽光のヴェールで覆った低次の視点から世界を見たときのみ、内に対しての外という概念が生じます。
では実際に外に見えるその概念である領域がなんであるのかというと、それらの投映はいわば“内側の内側”なのです。
外(宇宙)は内側(人体)です。
人体の内側(宇宙)の内側(霊界)はまた内側(神霊界<根源界)なのです。
人体内部とは「思考」が結晶化しているものだということです。
※実際の人体内部=エーテル化した惑星及び太陽系の現象(生命力=植物)
※実際の頭の内部=アストラル化した月と地球の現象(衝動力=動物)
「思考」がすべて内側を司っている。
すべての枝葉が根源より伸び至っている叡智の「思考」による世界なのです。
その意志と思考を封印しているのがルシファーの魂から派生したアーリマンです。
そのアーリマンの意志が「思考」が先か“概念”が先かと言えば「“概念”だ」と答えさせているのです。
人間の魂は意識の中の“概念”を「思考」よりも上位に据えています。
“概念”というものの一部の中に「思考」という働きがあると意識が考える。
「思考」という“概念”がある、というのが地上の人間の言語体系として脳化(文化)することで、“概念”という意味づけの機能が「思考」という“概念”を生んでいることから、「思考」は“概念”という卵によって発生している、ということとなるのです。
だから、絶えず「思考」している人間的な現象よりも、その「思考」によって発生している“概念”による意味やその取り扱い法である考え方や発想といった“概念”の方が合理的で生産的で身近であることから、一に“概念”、二に「思考」という序列が人間の魂である意識の記憶に作用しやすくなっています。
しかし、そもそも概念という精神作用もその概念を生じさせているとしている脳も根源の「思考」が結びつけられることで出現している現象の、その思考現象そのものを地上の人間自我は記憶と呼んで息を吸うように思考を辿っている。
だから何気ない取るに足らない「思考」は記憶に定着しにくいのです。
自分の目を自分で見るのが難しいのと同じ水準で生命は記憶と思考なのです。
それに比べて概念化された意味と内容が明確となった対象への関連の強度と刺激によって定着された記憶は強烈で、親の顔よりよく知る文明を築いてきた人間の記憶法であるそのマニュアルとその制約のことを地球紀の人間自我は「運命」とだと思い込んでいる。
吾輩たち神霊はその運命を崩壊させるために人間に物質体を提供しているのです。




