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FreedomWorld  作者: 豚野郎
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魔物と戦闘、後に素材売り

あんまりストックないからここから頻度おちるよ

さて、ヤラバさんの依頼を片付けて早速始まりの草原に出てみた。


「うわ、スライムだ」

始まりの草原には青色のスライムがあちらこちらにいた。

スライムをよく観察するとスライムの中になにか石みたいな物がある。


「突かば槍、払えば薙刀、持たば太刀」

そう言って俺はその石目掛けて突いた。

石をそのまま砕くとスライムは溶けていなくなった。

スライムがいなくなった所に石がころがっていた。


ーブルースライムの核ー

ブルースライムの核。生産に使える希少な素材


レア素材らしい。多分核を突けば割と高確率で落ちそうなんだよな。

てことで乱獲しよう。


とりあえず20体狩ってみた。

10体核を突いたやり方と10体体力を削るやり方だったけど、前者が8個核が落ちて後者は0だった。

やっぱりこのゲームは狩る方法によってアイテムドロップが変わってくる。


スライムはもう十分狩ったからもうちょっと奥の方に行ってみようかな。

奥には森が広がってた。

森を歩いてると、ゴブリンがいた。

緑色をした子供の身長くらいの魔物、それがゴブリン。

ゴブリンは木の棍棒を乱暴に振り回してきたけど、そこは経験を活かして倒した。


寄ってきたゴブリンの足を狙って薙ぎ払うと簡単に転ばせることが出来る。

あとは転んだゴブリンの首を思い切り突くだけ。

「やっぱり力が足りないから現実通りにはならないよね。 それでも怯みはあるみたいだから結構有効だね」

何回戦闘していく中で分かったことをまとめる。


例えば現実では力なくても刃物を振るえばそれなりに傷をつけたり一撃で殺せることが出来るけど、このゲームの中では全て数値化されてる。STRが高ければ高いほど一撃の攻撃力もでかい。

STRがなければ首を突いたりしても一撃では倒す事が出来ない。ただ、怯んだりはするので有効打になる。


どんどん戦闘していく度に動きに磨きがかかる事を実感する。

「昔爺ちゃんに鍛えられてたけど、最近動けなくて鈍ってたんだよね……ちょうどいいよ」

今じゃゴブリンが5.6体で群れてきても対処出来る。


爺ちゃんに鍛えられてたって言われたけど今でもムカつくよ。あのじじいめ。

柔道に空手、合気道に剣術、柔術……色々様々教えられたよ。

散々虐められたけど、何とか物にしたよね。いつかあのじじいを懲らしめてやりたい。

ただ、爺ちゃんに共感できる言葉がある。


「どんな術も自分を守る事が出来ると同時に相手に死をもたらす事が出来る。 使い方次第だ」

という言葉だ。


そんなこんなで俺は杖術に落ち着いたよ。

すごい便利だからね。


「もうちょっと探索したいな……あとは幻術の検証だね」


【ファントム】

そこにーーがあるように見せる【使い方によってMPの消費が異なる】


これがスキルの説明文か。

例えば今俺が持ってるのは棒だけど槍を持ってると思わせたい時にこれを使えばいい。

それをやってみよう。

「ファントム」

スキル名を唱えると今持ってる棒が徐々に槍に変化していく。

触って確かめると槍に見えるだけで実際触れられるのは棒の部分だけ。


色々検証した結果をまとめておこう。

・形を変化させることができるけど触れられるのは元の形のみ。

・幻術をかけたところで威力が変わることは無い

・俺の姿を相手から見ると位置がズレるように見せる事はできるけど大体MP30持ってかれる

・棒から槍や太刀、薙刀に見せれば大体MPが10持ってかれる。


かなりMPを、持っていかれるけど絶対に有利な立場から攻撃ができると考えれば妥当だし、俺には加護があるからSPに余裕がある分MPにもちゃんと分けれる。


石をナイフに見せて投擲してみたり、そもそもの数を増やしてみるとその分MPが10ずつ減る。

戦い方の幅が広がったな……。

ただやっぱりMPが心もとないからもうちょっと探索してから帰って依頼こなしてレベル上げしよう。


それから森の奥に行くとゴブリンが絶対に群れていることとホブゴブリンが出てくるようになった。

ホブゴブリンは普通のゴブリンよりも身長が高く筋肉がついてる感じだった。

ただ、知能が低いのか戦い方はお粗末ですごく簡単に倒すことが出来た。

持っていた武器はやはり棍棒でゴブリンは棍棒を愛してやまない種族なのかと勘違いするところだったよ。


ホブゴブリン狩りを始めて少し疲れたから休憩する。

「そろそろ戻ろうかな。 アイテムも結構あるから街で売れるところないか探してみよう」

休憩を終えて街に戻る。

通りを歩いていると声をかけられた。


「お兄さんお兄さん、寄っていってよ」

声を掛けてきた人物は落ち着いた青い髪をしたお姉さんだった。

「はい、なんでしょうか」

異性と話す機会なんてないから緊張しちゃうよね。

「私はアルカ。 見習い商人で露店をやってるんだ。 ウチの商品見てってよ」


そう言われて見ると様々な品が並んでいた。

回復系もあればアクセサリー等もある。

魔物の素材も売られている。

「こんなにも沢山の種類が……」

「すごいでしょ」

「えぇ、凄いですね。 回復アイテムいいですか?」

「いいよ、今うちにあるのが回復ポーション(小)。 1本300ゴールド」

「取り敢えず10本下さい」

お金を支払い気になることを聞く。


「アルカさん」

「どうしたんだい」

「魔物の素材って買い取ってもらったりしますか?」

「素材にもよるかな。 どんな素材?」

「ブルースライムの核とゴブリンの棍棒、ホブゴブリンの耳とかですかね」

「是非買い取らせて貰うよ! 貴重な素材ばかりだね。 棍棒なんてって顔してるけど割と人気なんだよ? 耐久値は低いものの使い勝手良いらしくて武器を買うお金が溜まるまでは割と使われる事があるから売れるんだよ〜」

アルカさんにトレード申請を送る。


「うわ、大量だね。 優しそうな顔をして中々やるね〜」

「仮面つけてるから見えないでしょうに」

「雰囲気だよ〜。 はい、合計12000マネーね」

「ありがとうございます」

「あ、そうだ。 ハク君、フレンド申請してもいいかな?」

「逆にいいんですか?」

「うんうん、お得意様になりそうな予感がするんだよね〜」

「よろしくお願いします」


ということでアルカさんとフレンドになった後その場を去ってギルドに戻る。

ここから依頼をこなす日々がやってきた。

あざしたー


評価てんきゅー

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